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蒲公英工房


染織の美

noteに作品の詳細を記録、その合間に日々の「お茶をどうぞ」は、breakfast&lunchも仲間入りしている。時折、アートディレクターの長谷川さんや経済専門の後藤さんの記事を読む。
今年最も読まれた記事に、JA全農の「一人暮らしの管理栄養士が作る野菜の常備菜」が紹介されており、丁寧に綴られていて感心した。お勧め。
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(お茶をどうぞシリーズは、現在vol.22に。手作りの他に紹介する市販の茶菓子は一押しのもののみ)

生徒たちに「染織の美」30巻を揃えたいとの希望があり、古本屋さんの様な事も。このシリーズは真に“日本の宝"。吉岡幸雄先生が編集、吉岡常雄先生の染めた布裂(ほんもの)が一枚づつ納められている。30年前の古雑誌で、高額なものは3000円以上する巻もあり。
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(創刊号No1)
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(紅花染め裂)
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(人気号「日本の刺繍」「アイヌ繍衣」「メキシコの染織」)
本好きの生徒に重なって残った号を送ったら、「あまりに内容が凄くて、何日も動けなかったです」との弁。“そうでしょう?そうなんですよ!"と即答した。
自分の生まれ育った国が如何に深い文化を持っているかに圧倒されましたと。

偉人父子の遺された頁(行間)に頭を深く垂れるばかり。
後10年の日々で、後世に遺せるものが自分に創れるとは到底思えない。でも精進努力は続けたい。
30巻の中に大島紬が無い謎を心に。



# by tanpopokobo | 2023-12-24 12:56


仏手柑

小澤農場主よりお電話を頂いた。
「仏手柑を作れなくなりました」
毎年、とっておきの仏手柑を農場主に選んで貰い、正眼寺様へお正月のお飾り(大きな鏡餅の上に仏手柑を飾る)にと送らせて頂いていたが、出来なくなった。
農水省の“何もわかっていない"役人の決めた事(仏手柑は柑橘とは認められない)により、有機農薬も使えなくなり。
「皆さんの声で、またいつか(100年後でも)復活出来ればと思います」
専門家とは小澤さんのような知識と知恵を合わせ持つ人。決して「知らない事はない」と豪語する浅知恵の役人ではない。
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youtubeの登録者数が伸びている。
ショート動画は、わたしが撮影したものを台さんが編集してアップしている。スマホの機能は素晴らしく、一時間あれば出来ますとの弁。クリスマスのショート動画は三回分の撮影。それだけのクリスマスグッズを作ったのだと年月の重みも感じつつ。
クリスマス作品を戸袋から出して撮影、そのまま戸袋に戻すのが忍びなく、「ハーブ工房もくもく」さん等々に贈り、店内に飾っていただいている。
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立体ツリーは、昔生徒たちとたくさん作り、子どもたちの施設等に寄付させて頂いた。30年保母として勤めていた生徒の児島さんが「子どもたちがあんなに喜んだ事はないです」と仰った。
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土鍋のご飯を食べたいと思っていたら、次男夫婦からプレゼントされた。早速届いていた新米を炊き、その美味しさに微笑む。少しお焦げもある残りご飯をおにぎりに。大満足。
次回は、炊きたてを漆器(偶然?に飯器が届いた)に移してみよう。先人たちの豊かさは、現代では数十倍にも膨らんだ豊かさに。

小澤農場主の「旨味は機械で測れない」の言葉も、心にしみた。



# by tanpopokobo | 2023-12-20 08:34


ノーサイドの笛が鳴った

眞紀さんのご主人(日野原家の次男)が30年前に左遷覚悟で流した番組が、今晩12:30からEテレで。リクエストが多いのかずっと再放送が続いてきたそう。
昨夜の鶴岡八幡宮の御神楽は、眞紀さんも初参加。800年続いている神事を堪能された。
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毎日漆器を使わない日は無く、漆器好きが高じて、皆さんからのオーダーに答えるべく、ネットオークションで漆器探しを。プロ(古物商)の方はすぐわかるが、その方たちに競りかった時の喜び!
輪島塗椀は孫子に伝えるもの。未使用を5分の一の価格で落札。
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(眞紀さんが気に入って分けた漆器)
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(象皮の菓子皿。花の形が月の)
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手ざわり&口ざわりを子どもの時から教える。
すべての根幹ではないかと。

# by tanpopokobo | 2023-12-17 16:40


奄美の海

瀬戸内図書館・郷土館に、町さんを訪ねる。
町さんの言葉も入ったキルトジャパンをお渡しすると、「作品、全て曼陀羅ですよね」。
厳しい仏教徒である父の教育、7年間仏画を習い、牧先生のご案内で東寺の国宝の大曼陀羅を観せて頂く機会も何度かありましたとお話すると、「やっぱり。そういう事が織糸になるんですね」と。
町さんの「西家」のお宝の数々の説明に、みょうこさんが驚嘆され、「奄美に住む者が何も知らず」と。
帰りに丸石のホノホシ海岸に寄る。
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青森の同級生から林檎が送られて来て、美味しい林檎を奄美の方たちにもお裾分けと、荷物に入れて送りました。空いた時間に奄美のポストカードでお礼状を。
来年のカレンダーも中々良く。
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時間がゆっくり流れる奄美時間にどっぷり浸かりながら、奄美の人たちが助け合いながら生きる「人の和」の大切さを想う。
みょうこさんの針仕事は、大島紬を生かした色彩が素晴らしい。
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今日はNHKスペシャル「龍がとぶ島・奄美」の中で、子どもたちに龍の絵を指導されていた画家・原田千賀子さんの「龍の郷」で、月下美人の入ったおうどんを頂く事に。
咲いたばかりの月下美人を焼酎に漬けこむと、そのまま保存出来ると別の方からの情報も。

# by tanpopokobo | 2023-12-08 22:22


柚子のかほりに包まれて

玉津島神社にお届け物をし、奥さまに「分刻みでいらっしゃる様ですね。わざわざありがとうございます」との言葉を頂き、一日が分刻みだったと反省した。

忙しい第一は、キルトジャパン60冊にサインし、一部は荷造りをして今日中に発送しなければいけなかった事。(明日から移動)
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玉津島さま(4時の約束)からクロネコヤマトの営業所(奄美の荷物、キルトジャパン等。自宅の集荷に間に合わず)、鍼灸院にクリスマス飾りを届け、予約していた歯科に行き、治療に一時間半。
戻って直ぐ浜田さんが有機野菜を届けて下さる。
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浜田さんの野菜がどれ程違う事か。
工房の畑は、浜田さんご夫妻無くして形にならなかった。(今は小杉さんのご主人のお蔭で形を保っている)
毎年送る工房の柚子を「忙しい先生が採って下さったと思うと感謝しかないです」と仰る。
夜も頑張る鍼灸師の弁当にも、浜田さんのお野菜をたっぷり詰めた。
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キルトジャパン編集部にも柚子を送る。
担当の石山さんより「開ける前から柚子のかほりがしていました。編集部の皆も喜んでいました」とのメールを受け取り、お裾分けできる幸せを思う。
今年の柚子は形も良く、サイモンや溯芳さんの枝切りが功を奏しているかのよう。
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一年を締めくくる月。
一日一日を丁寧に生きたいものと希う。

# by tanpopokobo | 2023-12-01 21:58

    

和歌山県紀美野町にある蒲公英工房のホームページです。ご質問等は直接工房宛(0734892436)に、TEL・FAXでお願い致します。
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