お山の集落は、20軒が湧き水で生活しています。
一年に一度、水源地と湧き水を貯めているタンクの水抜き清掃をします。
一年間、湧き水の管理・会計担当役で、今朝早くからの清掃に参加しました。
小雨の中、杉木立の細い林道を、カッパを着て7人で山道を歩いて登りました。残念ながら水源地までは、天候上危険が伴うので、慣れた方たちで行かれ、大型タンク二ケ所を清掃しました。
お花は、タンクの近くに咲いていたイワタバコと、かわいい蕾がのぞく山ホトトギスです。
役員の一人でもある84才のおばあちゃんは、遠くから息子さんが参加しているのに、ご自分も参加。いつもお会いすると、お話を伺うのが楽しみな方です。
皆さんの希いは、「いつまでもこの湧き水を生活用水に!」ですが、高齢化が進み、難しい問題点も出てきました。
その後の会に参加者された週末生活者の校長先生が、「わしらこんな良い水で育ててもろうて、これ以上に倖せな事はないなぁ。人間にとって水ほど大切なもんはないで!ありがたいなぁ。」と仰った言葉に、皆がうなづきました。
『来年も再来年も、水源地に行こう!出来るだけの協力をし、水源地に感謝を捧げよう!』清んだお水を口に含んで、深謝です。
以前、講師として水の研究者・平井孝志先生に滋賀県からおいでいただき、お話を伺いました。
何本か「美味しい水」をお持ちになられたのですが、ここの水を飲まれるなり、“素晴らしい水です。』と、お持ちになった水をしまわれました。
山葵が元気に育つ地より、こころいっぱいに、今日も笑顔の見えるシャーベット作り。シャーベットに湧き水のエッセンスは欠かせません。
紫式部の花も色づいてきました。