雅叙園に大島紬で作ったお花を展示するので、花器を選んでいたら、ぴったりのものが見つかった。
竹製の花器はたくさんあるが、煤竹(囲炉裏の煙で変色、腐敗しない)のものは中々出会えない。
友人に頼まれていた漆塗りの四方膳(小ぶりなもの)を探していたが中々見つからず、私物で未使用のものを三枚譲った。
佳き道具を見分ける友人は、「どうしてそんな値段で手に入るの?」と。
そのお膳は、お茶をお出しするのに丁度良い大きさだったので、新たに探した。
見つけたものは、漆塗りにそれぞれ違った絵が描かれていて、その素晴らしい技術に脱帽した。
残念なのは、経年による劣化があり、二枚はお膳としては使えない。でも、見ていて飽きる事がない。
この文化が二束三文で取引されている。
今月の茅の会は、サイモンさんのヘリコプターからの写真を見せて頂く予定だったが、サイモンさんも私も都合が悪くなり、予定は後日との事に。
雅叙園の内覧会(12/4)は加藤先生が研究室の帰りに(毎月上京)、初日は岐阜の杉山旅館の女将・史さんが観に来られる。
「月末に京都に息子と紅葉を見に行きます」との連絡があった順さんからは、優待チケットを10枚頂きたいですとの事。
彼女たちからコロナの話は出て来ない。
気をつける事が何かを知っていて動いている人たちだ。