三田のマンション近くにはたくさんのお寺があるが、大松寺に銀木犀(港区保護樹木指定)の巨木がある。
どこまでも風に乗ってかほりが届くうれしさ。
漆の魅力を語り続けていると、漆の御膳を使ってみたいですとの声が上がっている。
どうしても欲しいというものはなく、直感でお店と品物を選んでいるが、今のところ100%満足しており、漆に詳しい友人もクオリティの高い漆製品を信じがたい価格で買えるのは、品物に縁があるからでしょうと驚いていた。
ネットの普及で、老舗の古物商が店をたたんでおり、ずっと内外のアンティーク製品に魅せられてきた友人は、どうしたものかと途方にくれている。
一番前の朱塗りの蒔絵の入ったお椀は江戸時代のもので、15セットが木箱に入っていて制作年が書かれている。
この品物だけは欲しいと思い、落札価格の上限をいつもよりあげて手に入れた。
280年も経つ漆のお椀の素晴らしさ!
昨日届いたのは、マトリョーシカの様に重なる漆箱。
とっておきの布を入れる為に求めた。
5箱が隙間なく重なり、釘を打たずに作られたもの。私が大中小の3箱、抜いた2箱は是非にと言われた所に。
職人技が光る古き佳きものは、観ているだけで心が弾む。