ヤイさんの書類の中から、一枚のカードが出て来た。
キルト作家・田尻砂津子さんよりのもの。
このクレージーキルトは田尻さんがアメリカのメトロポリタン美術館の保管倉庫で見られたとの話。
日本からのキルターたちの為に、美術館のキュレーターが一週間前から準備して下さったという。
このクレージーキルトのポストカードが、田尻さんのご自宅の壁にあったそうで、ボーダーが気になっておられ、実際に見て「シルクの広幅リボン」だった事に驚かれ、あやふやだった疑問を払拭された。
キルターたちの特別に企画した旅だった様で、その前にはスミソニアン博物館で素晴らしいボルチモアキルトを観て、「言葉で言い表せない最高のものでした」と書かれている。
たくさんのキルト作家たちがヤイさんに旅の報告をし、ヤイさんは欠かさずに返信されただろう。
私も久々に、スミソニアン博物館のクレージーキルトの事を思い出した。私がクレージーキルトを創る日も遠くないかなとの思いでいる。
今日届いた大島紬も素晴らしい。