三田から戻り、郵便物を手にした。
その中に、書籍在中とのK先生よりのものがあり、先生の著書かとわくわくしながら開封する。
その本は、今年汐見先生がお亡くなりになられ、「医師・汐見文隆の行跡」として、遺稿集を松浦ゆう吉さん(「和歌山から公害をなくす市民のつどい」世話人、「風力発電の被害を考える会・わかやま」代表)が編集されたもので、K先生も編集作業をお手伝いされた。
汐見先生ご夫妻を風力発電低周波音被害者宅へご案内したり、私たちの「風力発電を考える会」にも何度かゲストに来て頂いた。その後高松のご自宅をしばしばお訪ねさせて頂いた。
そして、K先生とのご縁を結んで頂いた。
汐見先生は真の医師でいらしたと思う。公害である病気の因を断つべく毅然と立ち向かわれた。
先生の晩年にご一緒させて頂いた時間は、私にとっての大切な宝物となった。
そして、真の社会科教師であるK先生と交流させて頂いている事も、私の誇りである。
K先生のお手紙で、大手術を受けられたことを知った。
気落ちしている所に、京都の松本先生よりの手づくりケーキとお漬けものが届く。
添えられたお手紙に心和らぐ。
「お身体大切にお願い致します。」ありがたく。