鹿児島教室の時間を切り上げ、生徒たちと長島美術館「四季のキルト展」に行く。
丘の上に立つ美術館からの眺望は素晴らしく、桜島がかすんで見えた。
キルトは30点余、九州出身の作家の方々のミシンキルトが多かった。
何よりも驚いたのは、私設美術館の常設。内外の著名な画家の絵画二室。
ペルーの古代文化の室に、彫刻の室、白薩摩と黒薩摩の広い展示室に驚嘆した。
交通の便が悪く、地元の方々も中々訪れる機会がないそうで、もったいなく思うばかりだった。
種子島からの生徒は、「種子島の焼物の展示は、種子島にあるものを上回っています。」と話していたが、薩摩焼の文化を学ぶ良い時間でもあった。
長島さんがご案内して下さり、「月桃の花に大きなクロアゲハが飛んで来ますが、ここでクロアゲハを見ると幸せになるとの伝説もあるんですよ。」と話された。
沖縄では、蝶はあの世とこの世を繋ぐとされ、斑入り月桃の芳しい花々に蝶が群れる様も趣のあるものだろう。
今日も、花は終わり実になった月桃の周りに、たくさんのクロアゲハが見られた。