来月1日からのパリ行きの準備に追われています。
そのひとつ、作品を説明したものを創る作業に、文章を『ルドンに捧ぐ』のタイトルをつけた溯芳さんが書き、それを加藤先生がフランス語と英語に訳して下さっています。
写真は、ルドンの花瓶の花シリーズの2点です。トルコ石の花瓶の色彩と、“みたことのない”色彩の花々がルドンです。
ただ、わたしはルドンのこの花瓶の花の絵画を全く知らずに、ペガサスの絵画の背景の色彩とわたしのキルトの花瓶の色彩が同じだという事からの発想のネーミングだと捉えていました。
正に“学ぶ事は大河なり”。反省です。
不思議というより必然で、『ルドン』の冠をつけて貰った時から、パリ行きが決まっていたかの様です。
パリ・ジャパンエキスポに参加し、キルトを飾って欲しいとの言葉を頂いたのは、その一か月後の事でした。
もうひとつ、ジャパンエキスポの4日間を着物でとのお話。慌てて夏用の着物を準備しています。
呂の着物や夏大島・結城紬は、親友のお母様から譲られたもので、半襟の団扇や飛び魚・花火等の手刺繍は、日本文化そのものと言っても過言ではない程の美しさです。
会場でのデモンストレーションは、制作中の新作キルトトップで、これもある程度の形にと思いつつ、今奥佐々も市内の住居も、酵素と梅の容器がズラリと並び、たからものの食材を如何に役立てるかに奮戦中。
針と包丁を比べると、包丁を持つ時間の方が勝っている現況です。