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蒲公英工房


プロ直伝!無料で学べるキルトレッスン動画

youtube動画を「僕がやりましょうか」とかってでて下さった黎山さんが、50本目の今回アップされたものから“プロ直伝!無料で学べるキルトレッスン動画"との冠をつけた。
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これを見られた方々の中で一人でも、“ここが知りたかった"と思って下さればとの思いで。
野球の上原さんが「尋ねてくれたら、僕は何でも教えるよ」と巨人軍の後輩に笑いながら語っているのをテレビで見た時、この人がアメリカで成功した理由がわかったと思った事だった。

堀さんのヘクサゴンキルトをyoutubeで紹介したくて送って貰う。一辺が6ミリのヘクサゴンを、かつてプロが見落とした事がある。雅叙園の展示で飾りつけを指示する人たちが見抜けなかった。その際の撞木キルトに、この撞木キルト以上に手の込んだキルトはなかったのに。
youtubeで遺したいこと(遺さねばならない)事は限りない。
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天に向かって問う先は、日本のパッチワークキルトの礎を築いた中村ヤイさん。ヤイさんが私に託したものの大きさを臆する事無く形にしなくてはならない。
ヤイさんが天国で微笑んで下さる事を!

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(ヤイさんの形見のひとつ。アンティークのピンクッション)


# by tanpopokobo | 2024-03-17 22:44


12年の青春

修士課程をご一緒した友人が、卒業から6年で博士論文(竈考)が通った。
春に京都芸術大学(元造形芸大)を卒業後博士課程の受験に失敗したが、何とその秋に京都工芸繊維大学という格がずっと上の博士課程に見事合格。
65歳で京都芸大入学、4年後に修士課程入学、博士課程は6年で12年。「12年の青春でした」との報告を受け、嬉し涙が溢れた。

毎月希望した生徒たち三人に、「染織の美」(30巻)を数冊づつ送り続けている。取り寄せている中に入って来た二冊。これらの国宝を全て直に見ている。
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「刺繍釈迦説法図」「蜀江錦」どれ程立ち尽くして観た事だろう・・・。脳裏に刻まれている。

今日、慶應大イタリア語講師・京藤先生(元生徒のご子息)が三田に寄られ、眞紀さんも一緒に語り合う。
帰り際に出された写真は、現在ベネチアの博物館に所蔵されている日本の婚礼の「輿」。京藤先生は依頼を受けてルーツを調べているとの事。その輿の模様が、奄美の大島紬の「秋名バラ」で驚く。
数年前にイタリアから運んで大江戸博物館で展示された位の宝物。博識の江本さんに尋ねると、「島津藩の何方かでは」。
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ふとしたきっかけで何かが始まる。
博士課程を修了した佐藤さんのきっかけは、母方の先祖・松花堂文庫の古文書だった。
正眼寺の竈の歴史も古く、見せて頂くべくご一緒した折に、老師様は「現在も毎日使われている古い竈は、他に無いでしょう」と仰った。

友の精進努力の日々を称えつつ、脳裏に刻まれている日本の宝物に近づく努力を重ねたいと切に希う。

# by tanpopokobo | 2024-03-12 21:16


古民家修繕

去年の茅ぶきの家の修復に続き、母屋の床下修繕&小黒柱の修繕を、同じ大工さんにして頂いた。
畳のへこみが気になっていた箇所も無くなり、建具の全てがスムーズに動く様になった。
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40年来のママ友の岡野さんは、ご実家が建具工場経営だったので、木材や職人さんとの縁が深く、今回修繕して頂いた大工さんを褒めまくった。「こんな方はいない」と。
拙著に書いた左官屋の日高さんがご紹介下さった方で、お二人共に宮崎出身の方たち。
日高さんは、20年前に元々あった茅ぶきの家を建て直した時、最初に「わしがやりましょう」と無償の工事をかって出て下さった大工の故・中西さんの紹介だった。本に書いた様に、日高さんは材料費のみで工事して下さった。理由は「地元が同じ宮崎出身の人が頑張っているのだから応援するよ」
この方々は清流に育つ山葵の様な人間でいらっしゃる。
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人は生涯に何を遺せるかを考え、ほんまもんを遺せる人たちは高次元の意識(自己より他)を持つ方々ではないかと思うばかり。

宮崎の姉が、工房オープンの際に手持ちした根尾の淡墨桜が15mの大木に育ち、訪れる皆さんの 癒しになっている。はらはらと小さき花びらが舞う様は、何ものにも代えがたい美しさを孕んでいる。
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今年で7回目の「お花見キルト展」。優れた大工さんたちの手で甦った工房を、「キルト美術館」にする一歩が始まる。




# by tanpopokobo | 2024-03-09 07:50


豊かな時間=笑いに溢れる時間

月一回の玉津島神社での日本書紀勉強会は、あっという間の楽しい時間が流れる。
今日は、「古事記」の「別天つ神五柱」原文をすらすら読める様にとの溯芳先生の命を受け、原本と岩波文庫口語訳を並べて頑張った。
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1300年前の方々が遺して下さった宝物は、現在生きている我々が問われている数々のものを孕んでいる。
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久々に「お花見キルト展」の事でお電話させて頂いた倉島さんは、長くこのブログを読んで下さっているお一人で、最近は記事のアップが週一になっている事を残念がっておられた。博識の倉島さんに褒めて頂くと、頑張らなくては!と。
インスタ・youtube・note、各々「未来への愛」が根底に。

勉強会のティータイムでは、“食がいかに大事か"で合意、美味しいスジカレーの調理ポイントを伝授。
大王松の葉を乾燥させ、工房茶に混ぜて飲む。美味!
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子どもたちの食が気になる。
・添加物の入ったものを避けましょう
・季節の果物を毎日食べましょう
・味噌汁&納豆等の発酵食を(チーズ&ヨーグルト等も)
これだけでも健康度数はアップ!

心身共に健やかな子どもたちの笑い声があふれている日本にしましょう♪

# by tanpopokobo | 2024-02-29 21:39


キルト美術館

工房母屋を修繕中、ベテランの大工さんお二人の仕事に敬服する。総欅の古民家を守ろうとの職人の誇りと、同郷の人間を応援したいとの思いが伝わって来て、心より感謝している。
生徒たちや友人たちもカンパを申し出てくれ、今後どう生かすかを思案する。
一案は、工房を「わさびの里・キルト美術館」にする事。そのメインイベントが春開催の「お花見キルト展」に。
美術館との冠がつけば、作品は優れたものでなければならない。
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youtubeのキルティング動画の再生回数が19000回になろうとしていて、キルティングyoutube検索二位、3日前にアップしたフレンドシップ動画は、1000回近い視聴回数で検索一位に。
「キルト作家が誰もやらない」ものをアップし、間違った説明動画を糺し、販売売上につながる動画ではないスキルアップを目指す方々に贈るものにとの姿勢は変わらないし、それを理解出来る方々は多いと信じている。youtubeからキルト美術館に繋がれば。

椎茸の春子が出て、山の幸便にする。
今回も多額の寄付を振込んで下さった高木さんにも。
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色川村に移住した一家のテレビ再放送を見た。田舎暮らしを不便だと思いこんでいた人たちが村を訪れ、その豊かな暮らしに驚く言葉が良かった。
数年前の水害は、先住者と移住した人たちとが一丸となって自分たちの力で孤立した村を立て直した。

平和な未来は、信を深くする事から。


# by tanpopokobo | 2024-02-24 16:40

    

和歌山県紀美野町にある蒲公英工房のホームページです。ご質問等は直接工房宛(0734892436)に、TEL・FAXでお願い致します。
by tanpopokobo
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