蒲公英工房


水仙の花たち

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2月の初めにオーソドックスな一重の水仙が咲き始め、白の八重が続き、この時季には計7種の水仙が香ります。

一重の水仙は、宮崎のご実家で咲いていた球根を育てた方から頂いた思い出いっぱいの水仙です。

黄色の八重の水仙は、まるでチューリップ。差し上げる方々が、一様に“初めて見ました。"との言葉を添えて喜んで下さいます。

一番最後の白い水仙は、花びらが細長くて清楚な様が美しい水仙です。
この水仙は、一昨年旅立たれた生徒Mさんが下さった白山吹の花の根本に咲いています。
植えた覚えのない花に、天国から届いたのだと嬉しく思っています。

白木蓮も今年は300近い蕾をつけています。
自然の中で凛と咲く白木蓮に、逢いにいらっしゃいませんか。
# by tanpopokobo | 2010-03-14 21:33


茅の会

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昨日の会は、いつもの常連客が集いました。

午前中に工房を訪ねて下さった若きアーティストたちは、近々紀美野町に越して来られます。
ずっと古民家を探されていたそうですが、中々気に入る物件が無く、新築されるそうです。

我が工房を大層気に入られ、奥様が食に関する興味が深く、酵素造り等に是非参加させて欲しいとの事でした。
先日来られ、“友人に是非紹介したいです"と帰られ、今日同行されたご夫妻も、紀美野町に畑付きの小屋を持たれ、野菜作りをされるそうです。

先週の上京の折に、東大福武ホールで開かれた『加藤周一、幽霊と語る』試写会、『建築の極・生命の極』佐倉統(東大教授)・福岡伸一(分子生命学)・伊藤豊雄(建築家)の鼎談の話をしましたら、「興味深い良いお話を聞けて嬉しかったです。」と、ビアニストのご主人が帰り極に丁寧なご挨拶をされました。
この話は、茅の会や教室でも伝えました。戦後最大の知識人と呼ばれた“加藤周一"の名前すら知らない方の多い中、若き訪問者に感心しました。後で知りましたが、このご夫妻は高名な方々でした。

聞けば、紀美野町役場に古民家を探していると届けている人たちが160余名もいらっしゃるそうです。
茅の会常連客の一人上野山さんは、“紀州材を使った家のコンペ"で最優秀賞を取られたという優秀な一級建築士であり、“古民家を考える会"のメンバーです。
古民家を改築もしくは古民家の良さを含んだ自然と一体化した新築をお願いする最適な建築士でしょう。

「女性の方々は服を買われるのにあれだけ時間をかけられるのに、何故もっと家(おそらく一生で最も高い買い物)を買われる際に考えないのでしょうか。」
考えさせられる言葉です。
決して専門家が設計した家が高くなるとは限らないのです。

加藤周一さんが語られた言葉にも「“よく"考える事、それが基本です。」とありました。

写真
高市さんより寄贈されたじざいかぎ
小澤農場産桃花(後方はミモザ)
# by tanpopokobo | 2010-03-01 16:05


春近し

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工房の椎茸山では、椎茸の春子がたくさん出て来ています。

今月の茅の会は、ゲストに野鳥の会和歌山支部監事・津野修一さんをお迎えして、野鳥の会の活動のお話と日高地方に起きている風力発電計画についてのお話を伺う予定でしたが、来月以降に変更になりました。

三年前、日高地方に風力発電計画案が出て、私たちが風力発電について学ぶ時間を茅の会の前半に持っていました。その計画が規模を縮小し反対している地権者の山を避けた形で建つ事が明らかになったそうです。
それに加えて、日の岬に100基もの風車が立つ計画がスタートするとの事で、津野さんが全国の風力発電に関する情報サイトで、このままでは大変な事になると訴えています。
渡り鳥のルートであるばかりか、稀少生物が確認されている地で、大規模な計画があり、このままでは紀伊半島の全ての尾根に風力発電が建つと警告されています。

まずは、この計画を県民の皆さんが“知る"事が大切であり、その為にわかりやすい資料を用意する事だと考えます。

今回の茅ぶきの集いでは、津野さんが送って下さった資料(野鳥の会・会報紙、紀州新聞に投稿された文等)を皆さんに配らせていただきます。白馬や有田川の風力発電に関する健康被害が出ている点についても、地元の方にお話を伺いたいと思います。
# by tanpopokobo | 2010-02-20 19:58


2月10日付和歌山新報紙コラムです

わさびの里さらさら 30

 黄色の小花をぎっしりと飾るミモザ、白木蓮の蕾のふくらみ、もう春の足音です。
 先月は粉雪舞う日に二回、オーストラリアから来和されていたサイモンさんを中心に、ボランティアで集まって下さった方たちが、工房内の小川の清掃をして下さいました。その後に訪れた方々が思わず「すっきりとして、きれいになりましたね!」と感嘆の声。まるで、♪春の小川♪です。梅の木に巻きついていた葛のつるも取れ、川沿いに茂っていた木々が片付いて、わさび畑の全景が見える様になりました。
 川沿いには、数百本のお茶の木が自生しています。この度の川掃除で、たくさんのお茶の木を伐りました。新芽を摘む作業の時期に本業が多忙の為、毎年殆どの茶葉を摘み残したままになっている事に気をかけていましたが、その伐られたお茶の木の山を見ながら、ふとこれをお茶に使えないものかと考えました。
 『山の幸便』として工房産の柿酢・酵素・ジャム等と一緒にお届けしている保存食品に、“奥佐々健康茶”があります。九種類の茶葉(お茶・ビワ・葛・柿・甘茶・ゲンノショウコ・オオバコ・ヨモギ・スギナ)と、梅の木に出来たレイシ(サルノコシカケ)を細かく刻んで入れた健康茶です。それぞれの茶葉をその時期毎に採取し、陰干しして茶箱に保存し、定期的に出して茶葉を刻んで鉄鍋で炒る作業は手間のかかる仕事です。
 ビワの葉を取る作業は花の咲く寒い季節で、丁寧に一枚ずつ葉の裏のうぶ毛を湧き水で洗い流します。ビワの大木も3メーター位カットしましたので、多くの葉をお茶の材料にしました。同じようにお茶の葉も、陰干したものを炒って健康茶に混ぜて試してみましたら、懐かしい香りがするのです。
お茶といえば、工房産以外に取り寄せしているお茶があります。舞踏家の田中泯さんが主宰されている農事法人「桃花村」で無農薬栽培されているこな茶と紅茶です。「自信作です。」とご子息に戴いたのがきっかけで、多くのファンがいます。誇りを持って丁寧に作られた食品には、優しさと温もりが宿ります。
 4月には、オーストラリアからクイーンズランド大学の学生さんたち15名がいらして、工房見学をされます。わさびの葉で「わさび寿司」体験をしていただきたいと楽しみにしています。その折に、工房の健康茶が皆さんの心を満たすエッセンスとなるように願っています。
         蒲公英工房主宰・キルト作家  黒田街子
# by tanpopokobo | 2010-02-10 00:24


日本最古の織物

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知人より“わかる方に貰っていただきたいので"と、シナの木の繊維を織り込んだバッグをいただきました。
緯糸に山からむし、経糸にシナ・麻・藤・葦麻、緯糸に山からむしを用いていざり機という織機で織られています。
いざり機とは、千数百年前から全く改良されていずに現代まで使われているはた織り機です。

日本最古の織物“シナ布"は、梅雨期に木を根本から伐り倒し、皮をはぎ取り、陰干ししたものを8月頃に2〜3日間煮て、糠に漬けて晒します。
清流で洗い、細く裂き、選り分けて2月の寒冷期を選んでいざり機で織ります。(日本傳統織物重要民族資料より)

手触りは見た目と違ってやわらかく、使った後の手入れも、霧吹きすれば元の形に戻るそうです。

大切に使おうと思うと同時に、これらの伝統織物が後世に受け継がれていくようにと願うばかりです。
# by tanpopokobo | 2010-02-04 23:00

    

和歌山県紀美野町にある蒲公英工房のホームページです。ご質問等は直接工房宛(0734892436)に、TEL・FAXでお願い致します。
by tanpopokobo
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