蒲公英工房


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秋の酵素

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志磨先生の庭のトネリコの実を頂いてきたものが、鉢植えで20センチ位に成長している。
生徒の一人が「ギリシャ神話に出てくるトネリコのキルトを創りたいんです。」と言い、トネリコとは何?と調べ、生徒がトネリコのキルトを完成させてから20年が経った。
今では、イタリアンレストランの前にトネリコの大木が並んでいる。三田のベランダで大きく育てたトネリコは、子息の住まいに移った。
トネリコを育てる事が流行した因は、ハリーポッターの映画による。あの魔法の杖がトネリコの木で出来ている。

神戸から大量の秋の酵素の注文がある。何人かで分けるそうで、55本。
山のカリンや栗・柿・アケビ・ムカゴ等々を漬け込んでいる酵素の発酵が落ち着いたら、発送しますと伝えた。
酵素入り蜂蜜漬けに、頂いたジャバラの皮粉末を入れる。ほのかな香りが良い。6ヶ月経つ春の酵素が全く苦みのないものになっていて、少量づつ秋の酵素の瓶にも加える。
「手作り酵素」として詳しく写真入りで説明しているものが、ネットにでているのですがと質問された。それには最後に「難しいなら市販のものを買った方が良い」と、堂々と商品が紹介されている。
真面目に読んだ方に気の毒である。大根もレモンも入れない方が良く、失敗する為のレシピに思えた。

溯芳さんが連載しているコラム(和歌山新報月一回)のコピーを取りに近くの県立図書館へ行く。コンサートで「聖徳太子」編のコラム4枚を皆さんに配らせて頂くことに。
院のレポートで「地元の作家」をレポートする。来週、海南黒江の伝統工芸作家・林先生にお会いするので、とりあえずの5冊を選んだ。
by tanpopokobo | 2016-09-28 17:54


工房は秋色

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工房に泊まりで、白熊&シャーベット作り。
夜中、機械を動かしている間に、戸棚の中を片付けようと扉を開けたら、何と130センチ以上の蛇の脱け殻が。
昔、大きな家には護ってくれる大きな蛇がいると聞いた事があり、工房を開いた頃に茅葺きの家の前の物置の柱に大きな蛇がいて、挨拶をした。
その話をすると、その頃毎日通って椅子や机を作っていた中西さんが、「偉いですなぁ。」と褒めてくれた。
あの蛇の子孫だろうかと思って眺めていると、透明でありながら不思議な光を放っている。

朝早く栗を拾いに行った子息が、大きな猪が栗を食べに来ていると驚いた様子。うり坊の子どもたちは?と訊くと、1頭だけだとの事で、「子連れじゃなければ、追い払いなさい。」と返した。
動物も美味しい栗が食べたいに決まっている。

虫食いの栗(立派なものは、初栗を待っている方に送る)
とむかごを入れた玄米ご飯の美味しいこと!
夕刻、ベルガモットの事を訊ねる電話があり、そのMさんが先日、北里研究所病院・糖尿病センター長の山田悟医師の食指導を受け、心身共に快調ですと話した。
少しのオリーブオイルとごく少量の塩で、ラタトゥユを作る。「凄く美味しいんです。食べにいらして下さい。」と言われたが、むかご玄米ご飯の方が美味しいに決まっている。
ただ、薬は止めましょうと言われ、徹底した食指導で糖尿病を治していると聞き興味はある。

白いブーゲンビリアが満開で、写真を撮ろうとしたら、大きなかまきりがわたしもと入ってきた。
by tanpopokobo | 2016-09-24 20:13


今月の茅ぶきの家の集いご案内

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今月の茅の会のご案内を致します。
・日時 9月25日(日) PM1:00~3:00
・場所 蒲公英工房茅葺きの家「楽柿舎」
・参加費 1000円(飲物、お茶菓子付)

今月のゲストは常連客のお一人江本英雄さん(地方史研究会幹事)。
先月の集まりでも、和紙について語られ、石に興味を持たれた参加者に、紀州の海沿いは数々の貴重な石(代表が那智黒)の宝庫だと教えて頂く。

コンサート&作品展のお訊ねのあった高市さん(15代継承)が、来年の出版(髙市家関連)本になくてはならない存在ですからと話された。
図書館のような蔵書が、頭に入られている方だと思う。

是非、秋の風の中のひとときをご一緒しましょう。

・・・・・・・・・・・・
撫子(10年程前の展示会の鉢)がベランダで咲いている。溯芳さんによると、撫子は万葉の昔からあり「枕草子」にも出てくるとのこと。「春愁秋喜」のキルトに、秋の七草の一草で入っているが、一番表現が難しい。

展示会最終日に、岡本先生・藤本先生・松本先生の本部講師がいらして下さった。常に辛口の藤本先生のメールに、「生徒さんの作品が丁寧で、先生のご指導はさすがです。」とあった。いつものお土産京都「雲月」の昆布とふりかけ、和歌山の友人がお疲れさまと届けてくれた「花錦戸」のまつのはこんぶ、その味は「日本人で良かった」とこころから思う。
by tanpopokobo | 2016-09-23 10:13


器もご縁

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作品展を終えて戻ると、一日ボランティアが待っていた。

息つく間もなく、和歌山作品展&コンサート企画のための用が山積。クロネコ便とメール便を発送。

「器は要りませんか?」との連絡を受け、和と洋の素敵な器を頂いて来た。
パッチワークされたつづれ織りの帯(桐箱に箱書き)も見せて貰う。
真に美しい帯だった。
by tanpopokobo | 2016-09-21 21:04


大阪作品展初日

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l朝一番に来て下さった方たちの中に、20年ぶりの生徒、30年ぶりの友人がいた。そして、大好きな福本先生(元被服科教授)も。

ギャラリークに言葉を添えてくれた川本さん(ビーズ作家)にも感謝。
「会場も素晴らしい、皆さんの作品はどれも丁寧、貴女の作品は気品にあふれていて何かを語っています。」と、30年ぶりの友人の言葉。
初めて開く大阪作品展だが、美術館巡りが趣味というその友人に出会えた意味は大きい。
仏教詩人(念ずれば花ひらく)坂村真民先生から頂いた「たんぽぽ」、その種子に導かれて結んで頂いたご縁は、経年を吹き飛ばした。
by tanpopokobo | 2016-09-17 20:49


ダマスクローズのお菓子

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先日頂いたダマスクローズ(バラ)のお菓子に驚いた。その方によると、こだわりのオーナーのお店(神戸)のもので、最初食べた時私もびっくりしましたとのお話。
そのお店の紅茶も大変満足した。

ダマスクローズといえば、真理さんに誘われて、まだ4~5年前に富士山の麓の畑に
ダマスクローズの花を摘みに行った。夜明け前に摘むとの話で、そのかほりは仏手柑のかほりの頑固さに匹敵する。
熱を加えても冷凍しても決して消えない。

薬の王道だろうか。
ある所で、薬を全く飲んでいない人と訊ねると、はいと答えた方が一人も居なかった。驚いたというより、「ここまでの事になっていた」と気づかされ、改めて食の大切さを思った。

友人の長女が出産、家での初めての沐浴を見に行く。
結果、私が全て済ませた。
医師である友人の夫は、「お世話になります。ありがとうございます。」と頭を下げられた。
生まれる前に、料理上手なその娘の作る夕食に何度も呼んで貰ったので、お手伝いが出来、かつ貴重な体験をさせて貰って嬉しかった。沐浴中におしっこをしたのも、子息たちにあった事で、微笑ましい事だった。

この子が一年で、三倍に育つ。母乳の指導は果物と豆をたくさんとの事で、食卓には豆料理が並んでいた。

松井先生より、栃蜜の感想メールが届く。「深い森の梢の味でした。」
by tanpopokobo | 2016-09-16 10:24


和歌山作品展&コンサート

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チラシ&案内状が出来た。

いつも最初に葉書を書くのは、私の所で講師資格を取得した元生徒たちの約70人。
本人が亡くなった後も、ずっとご家族が年賀状を下さる方もいて、一行を添える。

コンサートの集客は難しいが、和歌山でのコンサートは地元出身の黎山さんがいらっしゃるので、お身内が頑張って下さる。
黎山さんの今月のスケジュールは、前半が女子十二楽坊の来日ツァー、後半がフランスパリでツァーと大活躍。

今回も、玉津島神社で奉納演奏をさせて頂く。「いつも有難うございます。コンサートも楽しみにしております。」と、快く受けて下さる奥さまの言葉も嬉しい。
キルト展では、今回新たに私のギャラリートーク(和歌山では初)と川本さんのレクチャーを企画した。
皆さんに何かを感じて頂けるイベントにしたい。

・・・・・・・・・・・・
熊本支援のカンパは、金沢教室の生徒たちからも頂いた。(このブログを読んで)
岩本さんに、ゆうちょ振り込みの連絡をすると、「きちんと活動報告します。今月は週末まで熊本、来月は月末の10日間を熊本です。」とのお話だった。
和歌山の作品展の搬入手伝いをお願いすると、快く引き受けて下さった。
by tanpopokobo | 2016-09-12 20:06


アイヌ文化フェスティバル

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銀座マリオンの朝日ホール&ギャラリーで開催されていたアイヌ文化のイベントに行って来た。

明日からの移動で、届いたばかりの和歌山コンサートチラシと作品展案内状の郵送(約30通の封書と50枚の葉書)に追われながらの合間に駆けつける。
溯芳さんのアイヌ文化ファンは筋金入りで、アイヌ文化を考古学で考える講演、口承文芸、古式舞踊に大満足。

アイヌ工芸作品コンテストの展示会を見て、感動する作品があった。写真が写せないのが残念だが、丁寧で美しい針仕事だった。しかし、その作品は入賞でも入選でもなかった。

お土産に頂いた楽器ムッカリは、楽しんでくれそうな男児へ。
by tanpopokobo | 2016-09-10 21:13


尊厳

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先月より、療園病院へ足を運んでいる。

6人部屋で、全ての人が胃瘻を受けているが、その方は意識ははっきりしていて、会話もできる。
先月親族に病院を訊ね、半年ぶりにお会いしたら、あまりの変わりようで、たちすくんでしまい、言葉が無かった。

一月には、暖かくなったら散歩をしましょうと約束し、持参した弁当を美味しいねと食べて下さった。
その後連絡がつかず、ご親族に訊ねても、誰にも知らせていないのでとの話で、再度訊ねても「本人からの指示もありませんので」だった。不安のまま時が過ぎ、先月胸騒ぎがして再々度訊ね、今回はすんなりと答えて頂いた。
先月は右手が動くので、ご自分で流動食を食べていらっしゃるかと思っていた。ご自身も「リハビリを頑張るから、戻ったら美味しいものを食べたい。」「あなたの弁当も良いわね。」と話された。

右手のグローブを必死で外そうとするので、看護師に装着の理由を訊くと、「管を外されたら大変な事になるんです。」と。
私が見ていますと外した。そして、ベッドの柵と右手を括っていた紐も外した。
その方は、ずっと不自由な左手をさすり続けていた。

父を思い出す。老人病棟で意識のないまま喉から栄養剤を入れていた。母は父との約束だと管を拒否し、私も同意した。
長姉と弟の選択で処置を受けたが、私と母の意思を知る病棟の医師が「自分の親にはしません。」と話された事が忘れられない。

療園病院にいる方は、自分の意思を伝える事ができる。しかし、なされている事を治療だと我慢し、日々まとまな会話もなくベッドに括られている。

中野駅からバスで30分。バスに揺られながら、これが50年もの長きに渡り第一線で働き続け、数々の業績を残し後進を育てた方の最晩年かと涙を堪える。
「今度はいつ来れる?」「又、来月。」
グローブと紐を外して、まともな会話をしようと。もうそれしか出来ないが、それ位はできる。

介護が必要になり、痴呆が始まったと愚痴をこぼす人たちがいる。相手は夫であり実父である。
長男は、鍼灸院を開業して3年になるが、介護施設でバイトをしている。彼が完全に呆けている人はいないとの話をし、施設のトップ長だった生徒も「呆けていると思われている身内には、呆けてみせるんです。」と言っていた。

団塊の世代が75歳になる数年後に、介護は崩壊するとの本を読んだ。
希望はどこにあるのだろう。

ベランダのフウセンカズラが台風の風に揺れている。この種も何代も命を受け継いでいる。土と水と光、それと言葉で。
人も・・・。
by tanpopokobo | 2016-09-08 09:58


京都文化博物館「アートと考古学」展

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松井先生に頂いた「アートと考古学」展の図録を、よく見る(読む)間もなく上京、スタッフに三田に送って貰う。
展示されている松井先生の作品「堆朱塗碗型土器」(銘 二本松)の土は、去年京大の構内で発掘された弥生時代の水田遺跡(紀元前5世紀)の底土を使われ、技法は5000年以上前の縄文時代中期に始まる漆と土器の混合技法。

松井先生が、工房のお風呂を沸かし、すすの掃除までして下さり、先に一番風呂に男子学生を入らせ、「湯加減はどうや?」と声をかけられた事、森のパン屋さんで急な坂道を落ちかけている大阪からの客の車を戻す手伝いに多大な力を発揮され、烏骨鶏のプリンを店主より皆さんに振る舞って頂いた事等々思い出しながら、松井先生に師事出来ている幸せを思うばかり。

先生は展示会の会期中(11日迄)でありながら、その話題より私のキルトの話を訊かれた。図録を丁寧に見られ、布について深い質問をされた。
「堆朱塗碗型土器」を見せて頂く機会を逃してしまった事を恥じるばかりである。
by tanpopokobo | 2016-09-06 18:08

    

和歌山県紀美野町にある蒲公英工房のホームページです。ご質問等は直接工房宛(0734892436)に、TEL・FAXでお願い致します。
by tanpopokobo
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