蒲公英工房


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パリ在住の方へ

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このブログを読まれている方から、親切なお電話を頂戴しました。パリは14度でこの所寒いので、夏物の着物では寒いので、羽織るものを用意して下さいとのアドバイス。
早速同行する皆さん(歌舞伎・日舞の方は東京から関空で合流)にもお伝えしました。
この場をかりて、深謝申し上げます。有難うございます。

パリにご一緒する事になり、ブースに和歌山の食材を使った新製品を置いて、皆さんに紹介したいと張り切っておられるひいらぎさん。
このシブーストは冷凍出来るケーキで、ファンの多いお菓子です。代官山小川軒(レーズンウィッチが有名)のシェフ直々の料理教室に、和歌山から長年通っている友人が、この半解凍のシブーストを一気に4個も食べたそうで、ひいらぎさんに“舌の確かな人が抜群に美味しいと話していましたよ”と伝えました。

18年前位にもパリにご一緒しましたが、連日パリのケーキ屋さんを回られていました。各々自由行動の旅で、私と礼ちゃんは夜行列車でルルドに行きました。
お電話下さったパリ在住の方、会場でお会い出来ましたら、ひいらぎさんにとっておきのお店をご紹介下さい。

去年、お山のconcertの際に溝端さんに頂いた『三浦屋』のわらび餅が忘れられず、初めてお店に行きました。小さな店内の隅でかき餅を火鉢で丁寧に焼いておられる高齢のご店主の姿で、わらび餅が美味しい訳を納得しました。

写真のお菓子は、熊本のあくまき。鹿児島で求めたものですが、灰汁が防腐剤になっている知恵から生まれたお菓子です。
アメリカでコートに入れたままのハンバーガーが、そのまま腐らずにあったとの話は、ここで語った食物を供給する側の方たちの誇りと対極にあります。
作り手の誇りを感じる食品を食べたいものですね。

今日も関東へ二ヶ所、山の幸便を送ります。お山の風と水が織り成す食品は誇りそのものです。
by tanpopokobo | 2013-06-29 14:52


鹿児島講座

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今月から、鹿児島講座の担当で、一年間の鹿児島通いがスタートしました。

毎月二泊になる天文館通りを歩いていると、黒田清輝兄弟像や屋久杉を使った商品が並ぶお店がありました。
他に目についたものは、白熊(アイス)と和菓子(かるかん等)屋さんです。

せっかくなので奄美の文化にふれるべく、いつかは奄美大島にと思いますが、船で一晩飛行機で一時間かかりますとの事、鹿児島県は広かったと再認識。

生徒たちは、鹿児島の他福岡・佐賀・熊本の方たちで、学ぼうとの意欲が感じられます。頑張りましょう!
by tanpopokobo | 2013-06-27 16:53


和歌山新報コラム わさびの里さらさら49

 わさびの里さらさら 49

 奥佐々に向かう川沿いの合歓の花が、初夏の風にゆれています。
 自然の花もさることながら、工房への道沿いに、近くの農家の方たちが植えた種々の花たちに微笑む瞬時があります。厳しい農作業に追われる中、花を育てるゆとりを持たれている事に感謝です。
 
7月4日~7日にパリで開かれるジャパンエキスポに、参加する事になりました。歌舞伎・日舞・やまと舞を会場の舞台で披露される方々とご一緒させて頂く事になったきっかけは、わたしのキルトを見られたその中のお一人・舞踊家のやまとふみこさんから、「是非キルトをパリで展示して、日本を伝えて下さい。」とのお話を頂いた事によるものです。
去年のジャパンエキスポは、4日間で20万人を超えるギャラリーが会場に詰めかけたそうです。キルト展示の許可も下り、その場でデモンストレーションをとの話も頂き、キルト『ルドンに捧ぐ』の説明文をパネル展示して下さいとの話もあり、短い準備期間でしたが身近な人たちの協力を得てスムーズに整いました。
説明文を英訳・仏訳して下さったのは、友人の加藤久美さん(和歌山大学観光学部教授)です。ルドンの絵画に対してどのような志を持って制作したのかに加えて、宗教観さえも厳然として存在する名訳に感謝です。このキルトは、今年の4月に名古屋高島屋で開催された「花のキルト100選」に出展したものでした。その際に日本書紀研究者の溯芳さんに「ルドン」の冠を拝名、今回のパリの展示はそこで決まっていたかの思いです。

先日、上野の東京国立博物館「国宝大神社展」を観てきました。思いがけず出逢った16世紀の国宝「唐人装束 白地鳳凰鴛鴦菊模様」を前に、しばらく動く事が出来ませんでした。能装束を狂言衣装に仕立てなおされたもので、三種類の裂が使われています。作品解説にも、“パッチワークのように縫い継がれている”との言葉で説明されています。他にも数々の国宝の装束を観ましたが、針目の美しさ、仕立ての素晴らしさ、そしてその自然染料で染めた色彩が時空を超えてここにあるという至福の時間でした。
ルドンのキルトにも紫花の一部(蓮・桜)に、頂いた草木染めの布を使いました。染織家・吉岡幸雄さんが「一番好きな色は紫、なぜなら最も染めるのに難しい色だから。」と仰いました。

その昔、色に思いを籠めた人たちがいて、針に思いを籠めた人たちがいるという、その日本文化の一端を受け継いで創ったキルトが、パリジャパンエキスポ文化ゾーンの仲間入りをさせて頂けることになり、ご縁に心より感謝すると共に、今後の活動に繋ぐべく努力する所存です。

(この『ルドンに捧ぐ』のキルトは、10月10日~14日のアートキューブ作品展にてご覧いただけます。)

       蒲公英工房主宰・キルト作家 黒田街子
by tanpopokobo | 2013-06-25 00:10


茅の会、キルト撮影

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今日の茅の会担当は、カメラマンのサイモンさん。
福島の飯舘村の山津見神社で撮影したニホンオオカミの写真集を持って来て頂き、撮影時のお話等伺いました。

ニホンオオカミ等の絶滅した生物の研究をしている加藤先生(和歌山大学教授)が、山津見神社の天井画237枚を見に行き、その撮影をしなければとの思いにかられてサイモンさんと再度訪ねて撮影をした2ヶ月後に、その天井画のある社殿が焼失してしまいました。

熱心に耳を傾けていた江本さんは、この一連の話はメディアが大きく扱って皆さんに知らせるべき事ですと強調、日本にひとつ(という事は世界にひとつ)しかないニホンオオカミの天井画が無くなり、今や残っているのがサイモンさんの写真集だけになったという事は、この写真を撮影したサイモンさんの仕事が如何に偉大かという事ですと。

山津見神社のニホンオオカミの絵馬や御札も、昔から続く本来の信仰の証だとし、山津見神社の今後の役割についても、熱く語られました。

わたしも加藤先生と一緒に山津見神社の本殿に参詣した話、これからも仮設住宅で“までい着”を作る人たちに関わっていく話をさせて頂きました。

サイモンさんに、10月の展示会&concert案内に使う“ルドンに捧ぐ”のキルトの撮影をして頂きました。朝から小雨、撮影時はすっかり止んで光もさしてという、有難い事でした。
by tanpopokobo | 2013-06-23 22:09


杉晴夫先生

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杉晴夫先生(東大医学部卒・コロンビア大勤務・帝京大名誉教授)の『現代医学に残された七つの謎』を読みました。

4年前の「本」10月号(講談社)が本棚から出てきて、“現代医学の謎に迫る欧米の精神“と題された杉春夫先生の文を読み感銘を受けました。
4年前発行だと知らず、書店で本を探してくれた溯芳さんは、鍼灸治療の大ファンです。

杉先生の本「現代医学に残された七つの謎」の第一章が、鍼灸に関するもので、欧米の鍼灸に関する研究は進んでおり、ドイツでは膝関節痛に保険が適用されているとの事。
それが日本では“欧米人と日本人の身体は違う”という事になるそうです。
欧米と日本の医学界の違いやからくりがわかりやすく書かれていますが、この章の最後の一行は「わたしは鍼灸を信じている。」です。

別の章のピップエレキバンの研究依頼を受けられた話も興味深く、研究成果が止まった(疑問になった)時点で、ピップエレキバンへの行政指導が無くなったからとの事で、研究はストップしたそう。
ピップエレキバンの関係者は、杉先生が事実を本に書かれるとは思いもしなかったでしょう。

先週、郵便受けに配達されたリビング和歌山に、和医大整形外科教授の腰痛予防DVDの宣伝と推測される記事が掲載、一面のよく見える所に、「鍼灸や整体に行く方がいるが、それらの効果は認められていない」と書かれています。
その教授に、杉先生の本のコピーを送り、お返事を頂きたいと添えました。

歯に衣着せずに本音を話される杉先生は、「日本医学界が世界と肩を並べるには、日本には2つの問題がある」と仰り、それは研究費申請の却下理由を一切明らかにしない事と学閥で、後者は世界からも嘲笑される事であると。
by tanpopokobo | 2013-06-21 11:17


『ルドンに捧ぐ』

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来月1日からのパリ行きの準備に追われています。

そのひとつ、作品を説明したものを創る作業に、文章を『ルドンに捧ぐ』のタイトルをつけた溯芳さんが書き、それを加藤先生がフランス語と英語に訳して下さっています。

写真は、ルドンの花瓶の花シリーズの2点です。トルコ石の花瓶の色彩と、“みたことのない”色彩の花々がルドンです。
ただ、わたしはルドンのこの花瓶の花の絵画を全く知らずに、ペガサスの絵画の背景の色彩とわたしのキルトの花瓶の色彩が同じだという事からの発想のネーミングだと捉えていました。
正に“学ぶ事は大河なり”。反省です。
不思議というより必然で、『ルドン』の冠をつけて貰った時から、パリ行きが決まっていたかの様です。
パリ・ジャパンエキスポに参加し、キルトを飾って欲しいとの言葉を頂いたのは、その一か月後の事でした。

もうひとつ、ジャパンエキスポの4日間を着物でとのお話。慌てて夏用の着物を準備しています。
呂の着物や夏大島・結城紬は、親友のお母様から譲られたもので、半襟の団扇や飛び魚・花火等の手刺繍は、日本文化そのものと言っても過言ではない程の美しさです。

会場でのデモンストレーションは、制作中の新作キルトトップで、これもある程度の形にと思いつつ、今奥佐々も市内の住居も、酵素と梅の容器がズラリと並び、たからものの食材を如何に役立てるかに奮戦中。
針と包丁を比べると、包丁を持つ時間の方が勝っている現況です。
by tanpopokobo | 2013-06-19 09:59


蛍も酵素が好き!

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蛍に遇いたいなぁと念じていたら、夜に酵素の仕込みをしている家の中に、ゲンジボタルが入って来ました。
“こっちの水はあまいぞ”と、酵素のあまいミツ汁を小皿に入れて置いていたら、翌朝お皿の中に。

紫陽花の花束・高野槇とびしゃこも一緒に、山の帰りに友人・知人宅にもお届けしました。
蛍の話は、哀しみの方の微笑みに。
by tanpopokobo | 2013-06-17 19:13


嬉しいお話

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京都から戻ると、協会理事でいらっしゃる伊藤紀之先生(共立女子大名誉教授)から、お便りが届いていました。

先日の評議員会議後の情報交換会(立食パーティ)で、伊藤先生に多々お話を伺う事が出来ました。

先生のご専門はデザインと湯たんぽと浮世絵(国際浮世絵学会理事)、“湯たんぽ博士”と呼ばれ、湯たんぽの収集家でもあられます。

退官後は油絵を描かれ、同封された絵葉書は、東光展で受賞された石神井川の絵です。
この数年、理事会で年二回はお会いし、懇親会で隅に立っていらっしゃる先生に話しかけさせて頂く勇気もおきず、今回ぶしつけに多々質問させて頂いた中で、先生がご興味を示された話は、私が先日東博で観た狂言衣装のパッチワークに関するものでした。

京都(作品展)の帰りに、バッチワークで絵本をとの話が出ました。
わたしが長年あたためているパッチワークの絵本は、まだ形になりそうな気配がありませんが、溯芳さんの童話をアップリケで描いた絵本を、未来に届けたいと希っています。
昔、海外で求めたアップリケの絵本を、夢を描く生徒のいる次回の教室に。
by tanpopokobo | 2013-06-15 20:53


今月の“茅ぶきの家の集い”ご案内

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今月の『茅ぶきの家の集い(未来に語りかけよう)』のご案内を致します。

・日時 6月23日(日) PM1時〜3時

・場所 蒲公英工房内茅ぶきの家“楽柿舎”

・参加費 1000円(飲物・お茶菓子付)

今月のゲストはカメラマンのサイモン・ワーンさんです。
サイモンさんは、タスマニア出身で、「オーストラリアの報道カメラマン100人」に選ばれている優秀なカメラマンで、現在は和歌山県を海外にアピールすべく、県の仕事に関わっておられます。
先日、全焼した福島・飯舘村の山津見神社の天井画(ニホンオオカミの絵画236枚)を撮られた映像・写真を見せて頂きながら、撮影時のお話など伺います。勿論、通訳に加藤先生もいらっしゃいます。

紫陽花が満開の季、変わり紫陽花も大人気です。
紫陽花にウスバカゲロウも。
小さかった柏葉紫陽花も大きくなりました。
会のお帰りにお持ち下さい。

梅・ビワ(今年は豊作です)も、酵素の材料に加わります。
by tanpopokobo | 2013-06-13 12:43


刺繍の本

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麻布十番商店街のカフェテラスに咲く沙羅の花の気高さ!

刺繍・ステッチの本を頂いて来ました。
その中に、ヴォーグ社から出ている「ステッチ」があり、中綴じにかわいい童話風のミニレシピ本があったり、パリの布屋さん特集ページがあり、興味深く読みました。

来月早々、パリのジャパンエキスポにキルトを持って行きます。
この中の布屋さんを、是非訪ねてみたいと思っています。
by tanpopokobo | 2013-06-10 10:02

    

和歌山県紀美野町にある蒲公英工房のホームページです。ご質問等は直接工房宛(0734892436)に、TEL・FAXでお願い致します。
by tanpopokobo
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