蒲公英工房


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1991年制作キルト

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工房の離れが雨漏り、収納していた長持にまで染み込み、あわやキルトが大惨事になる所でした。

難を逃れた時に、瞬時頭をよぎる感覚があります。
『護って戴いた』

金沢作品展で、風をあてるべく、全てのキルトを押し入れから出していました。“虫のしらせ”って、とても素敵な言葉ですね。
知らせてくれたのは、どんな“虫”さんだったのでしょう。

又々瓦を点検すべく脚立に登りました。足場が悪い場所(しかない)に脚立を立て、瓦のズレを見つけました。瓦を元の位置に戻し、やれやれです。

この際、気になるキルトを洗う事にし、白を基調とした二枚のキルトを洗濯しました。
一枚は、21年前のキルト、キルトジャパン誌の「自信の一作」欄に一面掲載されたキルトです。
『雨は自然のふところから生まれる。あるがままに。』(詩:佐藤溯芳 英訳:戸塚敦子)とのメッセージが、英文で入っています。
“自然のふところ”は“natural cradle"。揺りかごの言葉は、今秋のアメリカ展示のキルト“揺籃”に繋がっています。

20余年前の自分自身に逢える楽しさ・嬉しさ。
キルトの針は稚拙ですが、刺繍とアップリケは完璧です。
あらためて、落としキルトが抜けている箇所も見つけ、いとおしさに溢れつつ、針を重ねています。

これらのキルトの他にも、ブルーとホワイトのキルトが数枚あります。
blue&whiteは色彩の王道、“水色"は祈りです。

今回、キルトを護って下さったのは、工房を流れる小川のわさびたちかもしれませんね!
by tanpopokobo | 2012-03-29 10:08


和菓子の奥深さ

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“和菓子が大好きです"と公言している訳ではありませんが、よく頂きます。

最近頂戴した二件は、その風体といい、お味といい、完璧です。
ひとつは、京都「永楽屋」の琥珀(寒天菓子)と佃煮のセットが木箱に入ったもの。
ひとつは、博多「鈴懸」のかるかんとどら焼きが籠に入ったもの。

“琥珀"は作りたいと思うお菓子ですが、永楽屋さんの柚子入り琥珀の素晴らしさ、そして一口椎茸の佃煮のお味の良さ。

鈴懸さんのかるかんは凄いと言う外ありません。南国育ちでかるかんもどきも作り、数々のお店のかるかんを食べましたが、どこにもないかるかんでした。

毎月金沢を訪れ、生菓子の消費量日本一の金沢でも、よく和菓子を求めます。
金沢で一番のお気に入りは、奥能登「浜口長生堂本舗」の“笹の雪”、続いて「うら田」の“愛香菓”。

富山では「中尾清月堂」の“雪牡丹”、「石川屋」の“栗ころがし”「五郎丸屋」の“薄氷”等々。

福井の一番は、今回の作品展で頂いた「伊藤順正堂」の“いもきんつば”です。

勿論、地元和歌山の駿河屋さんの羊羹、歌屋さんの不老餅は他県からのお客様に欠かせないお品です。

「お茶をどうぞ」の世界は、相手を思いやる言葉に、美味しいお茶とお菓子が微笑みになりますね。
うちの教室は、毎回「お茶をどうぞ」と。
by tanpopokobo | 2012-03-28 04:17


茅ぶきの家の集い

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ヨガ講師・黒木ゆうこさん、カメラマンの宮崎さん、「良い時間でした。又来たいです。」との言葉を残されて、帰途に着かれました。

ウグイスが鳴き、すみれや黄水仙が微笑みを誘う中、「自由な語らいの場に感謝します。有難うこざいました。」と、夕方のオーストラリアへのフライトに合わせて山を下りた加藤先生、“茅ぶきの家の集いは素晴らしい!"と、自己満足の瞬時でもありました。“自由”である事の心地よさ。

来月の会は、上野山さんのリクエストで、わたしが金沢作品展の際のギャラリートークを再現します。
by tanpopokobo | 2012-03-25 22:28


お香

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母の逝去を知った、学生時代の東京の友人より、銀座『香十』の香袋が届きました。

両親の写真を飾り、お水等を供えた祭壇が出来、こちらに居る間は毎朝お香を焚きます。

その中で、香りのお気に入りをご紹介します。

・高野山大師堂製『高野霊香』
香りほのかですが、残り香が長く続きます。

・三千院門跡(松栄堂製)『三千院薫香』
やわらかくあきのこない香りです。

・東寺『風信香』
ほのかに甘い香りの中に、太古の残り香。
弘法大師が最澄に出された書簡「風信帖」に、お香の贈り物を感謝されている文章があり、そこから名づけられています。

「香りは仏様のご馳走」だと、昔高僧に教えて頂きました。
最近のお線香は、煙がなく香りも少ないものが好まれると聞き、「誰の為にお線香を焚くのですか?」との思いがあります。

仏様へのお供え物が線香臭くなると文句を言い、生花を供える事も、毎日の水替えを面倒がり・・。
「我々は何処から来て何処へいくのか」を学ぶ場は、薄れてゆくばかりです。
それでいて占いは大好きな現代人。「邪気を祓う」のは心掛けでしょうか。

それと、アロマはやはり異国の文化ですね。
by tanpopokobo | 2012-03-23 18:02


旬のもの

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宮崎の綾町で、定年後に憧れだった農園を持ち、日向夏をメインに柑橘類を栽培している姉夫妻より、日向夏が届きました。

この果実が大好きな東京の友人は、この果実の黄色が何より元気になれるし、日向夏のマーマレードの爽やかな酸味が素晴らしいと絶賛します。

この日向夏を、お隣の海洋学者さんにお裾分けしましたら、何と40センチの鯛が返って来ました。朝頂いた時には、まだ背びれが動いていました。
(☆の形の器のさくら貝と比較して下さい)
海洋学者さんは、これでも“少し小さいですが”と。
週末の茅の会に、ゲストでいらっしゃる方々には、確実にお口に入ります。

旬の食材の美しさ!!
by tanpopokobo | 2012-03-22 12:39


貝紫

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JAL会員誌アゴラ3月号に、吉岡幸雄先生のお父様・吉岡常雄先生がこよなく愛された色彩・帝王紫のお話が掲載されています。
2000個の貝で、一グラムの染料しか採取できない、しかもその作業は命の危険を伴うものだと言われています。

何とも言い難き紫。
古代の色彩に、語るものを探る瞬時が、いつかキルトに繋がる事を念じます。

それから、カンボジアのお土産品として「ラジャーナ・カンボジアン・アート・アンド・クラフト」のカードが紹介されています。
ラジャーナとは創造、新しい世界を創りあげていこうという意図が込められているそうです。このグリーティングカードは65セント(約50円)から。このカードを買う事で、カンボジアの人々の明るい未来に繋がるそうです。

www.rajanacrafts.org
by tanpopokobo | 2012-03-20 20:11


出光美術館・古筆手鑑

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東京丸の内にある出光美術館にて開催されている古筆手鑑展にて、国宝『藻塩草』、重文『濱千鳥』(前田家旧蔵古筆手鑑)等を観て来ました。

名筆と謳われた天皇・歌人の御筆の見本帖ですが、表紙に用いられている古裂、四隅の金細工等々、贅の限りを尽くした日本の宝物でした。
by tanpopokobo | 2012-03-17 17:11


今月の茅ぶきの家の集いご案内

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・日時 3月25日(日) PM1時〜3時
・場所 蒲公英工房 茅ぶきの家『落柿舎』
・参加費 1000円(飲物・お茶菓子付)

今月のゲストは、ヨガ教室講師の黒木ゆうこさんです。
博多の平田台さんが通われるヨガ教室の先生で、是非工房と熊野を訪ねたいとのお話があり、ゲストを快諾頂きました。

ヨガに興味のある方、是非春風そよぐ中で、ヨガの世界にふれるひとときをご一緒しましょう。
by tanpopokobo | 2012-03-15 23:50


作品展を終えて

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無事6日間の作品展を終え、 特に土日には一日で600人を超える来場者数で、延べ3000人余の方に観て頂きました。
忘れられない光景と言葉に溢れた時空間でした。

戻って早速に、サイモンさんから届いていたCDを整理、撮して頂いた膨大な写真から80枚を選び、西本カメラに注文し新たなCDを作りました。

全部で9個の荷物を受け取り、送り返す生徒のキルトの整理、各教室毎の仕分けをし、私自身のキルトのチェックをしました。
ホワイトキルト『燦(さん)』は、展示中も“もし汚れたら、洗われるのですか?"等々の質問を受けました。
今回、初めてこのホワイトキルトの洗濯をしましたので、その工程をご紹介しましょう。
まずは、入念にチェックし、部分的に汚れている箇所を見つけたら、その部分を石鹸で洗い落とします。
次に、洗濯機の“おしゃれ着洗い”にセットし、洗濯します。
次に干す作業ですが、日が落ちてから外気に当て、生乾きの状態で裏からアイロンをあてて乾かした後、さっと表からもアイロンをかけ、部屋干して乾かします。

汚れていない様でも、結構洗濯機の水は汚れていました。
綺麗になりホワイトキルトの白がより際立つ様になりました。
by tanpopokobo | 2012-03-14 08:35


金沢講演会

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21世紀美術館作品展同時開催、金沢県立美術館広坂別館での講演会が開かれました。
「日本書紀歌謡」佐藤溯芳氏 「気づきの空間」上野山和男氏

上野山さんのお話は、設計士の視点から“気づき”について、図を描いての詳しい説明も加わり、受講された方から“改めて気づかされるお話ばかりでした"との感想がありました。

溯芳さんの話については、「溯芳先生の講義を聴いて後に、五線譜の作品(会場に二点展示された内の一点・佐藤溯芳作)を観ると、より作品に近づけた思いがしました。」との感想を頂きました。

可愛い保育園児たちの観覧は、嬉しい嬉しいものでした。付き添っていらした先生が「素晴らしい作品を園児たちにみせて頂きました。」と丁寧に名刺を置いて行かれました。
この中から、未来のキルト作家が生まれるやもしれませんね。
by tanpopokobo | 2012-03-11 23:05

    

和歌山県紀美野町にある蒲公英工房のホームページです。ご質問等は直接工房宛(0734892436)に、TEL・FAXでお願い致します。
by tanpopokobo
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