蒲公英工房


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茅の会

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茅ぶきの家の土間の隅に、お茶の木が芽吹いています。
小澤農場主が、「お茶の木を育てるのは簡単ではありません。」と仰った事があり、工房内にそれこそ数千本のお茶の木が自然に生えている環境を、真に有難い事と思いました。
種を植えた覚えもなく、何処から来たの?と。

今日のゲスト・岩本拓也さんのお話は、震災後にずっと東北で働き続けた(殆どボランティアで)方の重い言葉でした。
“大した事は何も出来なかった私が、語る事など無いのですが。”
やらなかった者程やったやったと言う世の中で、こんな言葉を聞くとほっとします。
サイモンさんも参加され、東北で写された岩本さんの写真等をパソコンの画面で見せて頂きました。

岩本さんの車は廃油を使っておられます。家庭の廃油も、濾過してペットボトルに溜めておき、数をまとめて頂けると有難いですとの事。2〜3年置いても大丈夫だそうです。
一番嬉しいのは、良い油を使ってしょっちゅう油を替えている料亭からお声がかかる事だそうです。

私たちもまだまだ出来る事がありますね。
by tanpopokobo | 2012-02-27 00:20


京都・松本雅美先生作品展

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京都烏丸・池坊会館で明日まで開かれている、松本先生(本部の講座をご一緒)の作品展に行って来ました。

どの作品も微笑みを生むアイデアに満ちていて、松本先生らしい作品展でした。3日間の開催前、飾り付けに2〜3日かかりますと話されていましたが、至るところに可愛いカントリーグッズが置かれていて、さもありなんと。

梅田で神戸の藤本先生と待ち合わせし、ご一緒しましたが、紅茶とケーキのおもてなし(ケーキは生徒さんたちと一緒に50本焼かれたとの事)も、中々出来る事ではないですねと話しました。

個性のある作品展は嬉しい時間です。
by tanpopokobo | 2012-02-25 17:51


わさびの里さらさら40(和歌山新報コラム)

   わさびの里さらさら 40

 山あいに梅の花のかほりと鶯の鳴き声が、やわらかい風を運び微笑みになります。
 わたしたち日本人が、決して忘れる事の無い去年の大惨事から、一年が経とうとしています。工房では二月末の茅ぶきの集いに、震災3日後には現地に入り、避難所を作るべく体育館の中に流されて来た車の山を動かしていたという岩本拓也さん(車の専門家)をお迎えし、その後の活動も含めた貴重なお話を伺いました。
 三月初めに、金沢21世紀美術館でパッチワーク展を開きます。その最終日が三月十一日になります。金沢の他に和歌山・東京・岡山各教室の生徒たちの作品に加え、私自身の作品は、新作『オオワシが来る聖湖』の他に、『禅・四季の女神』・『燦(さん)』・『揺籃(揺りかご)』・『鳴響(とよ)む海』を選びました。これらのキルトに共通している事は、大自然に対する畏敬・畏怖そして未来の子供たちへ目線をあてた「希い」です。
 『鳴響む海』のキルトは、雑賀崎の埋め立て問題が起きた際に、毎月の勉強会や番所庭園を貸し切ってのコンサート等を開催しておりましたが、そのコンサート会場に飾ったキルトでした。雑賀崎に昔から伝わるハナフリ伝説(お彼岸の夕日の美しい時刻に、天上より花が舞い下りてくる)をキルトに表したものです。私のハナフリのお花は蓮です。
 新作の『オオワシが来る聖湖』のキルトは、一昨年に北海道のアイヌ博物館を訪ね、アイヌの方が揺りかごを揺らしながら歌って下さった子守唄が心深く残り、アイヌの神・オオワシをキルトにとの思いで一年余かけて創ったものです。そして、今年の元旦にFM和歌山を聴いていましたら、沖縄の石垣島に伝わる古い民謡「鷲ぬ鳥節」が流れてきました。
元旦に飛び立つオオワシ(沖縄の大鷲はカンムリワシです)の唄でした。
 3・11から一年、まだまだ復興には時間がかかる事でしょう。一人一人が出来る事を日々実践して行く他ありません。その思いを新たに、作品展を観て下さる多くの方々の心に残る展示会であるように努めたいと思います。よい機会を与えて戴いたことに心より感謝します。
         (キルト作家・蒲公英工房主宰 黒田街子)
 
by tanpopokobo | 2012-02-23 03:47


安岡正篤師『機』

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浅草橋の神田手芸を出て、銀座鳩居堂に行くべく地下鉄に乗り、東銀座駅の地上に出た所で、看板に出会いました。
安岡正篤先生の塾が開催されているというご案内でした。
銀座に安岡先生のサロンがある話を耳にした事もなく、とにかくビル6Fに上がりました。
サロンは一年前に開設、月〜金迄無料で入れます。

丁度一周年のお祝い会をされており、見学は出来ませんでしたが、受付の方がとても丁寧な対応で、「活学」という題の冊子や講座案内を下さいました。

そのサロンでの活学セミナーは、月一回の朝と夜で、会費は1000円です。
安岡先生のお孫さん(安岡定子先生)がご指導されている寺子屋こども論語塾は、500円です。

孔子の「まごころ」と「おもいやり」の哲学の真髄は、孔子の高弟曾子より次世代の哲学者孟子に受け継がれました。
その風を感じる子どもたちが絶えずにあることを、大変嬉しく思います。

大阪の枚方在住の友人渡辺恵美子さん(88歳)は、昔新幹線に乗って安岡塾に通われていました。
その際の数々のお話を伺いましたが、ひとつはっきり覚えている事があります。今月の講師はどなたですか?と電話でお訊ねすると、安岡先生は「講師で決めるのなら、来なくてもよろしい。」と仰られたそうです。
板の間で座布団も無かったと聞きましたが、今の時代では考えられませんね。

昨日と今日の三田教室で、生徒たちや見学の方たち(私のパッチワークより話にご興味を)にも紹介しましたら、皆さん大変興味を持たれました。
その中の一人・平田台さんが、博多にお帰りの数時間を銀座の安岡先生のサロンに寄られ、喜んで感謝のメールが送られて来ました。 

「機」とは正に、動かずして且つ心を修めずして得られず、でしょうか。
by tanpopokobo | 2012-02-20 19:46


佳き日

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三田滞在時に、会議やレッスン等何も予定がない日があると、美術館・博物館に足を運びます。
その一日を、今月はお隣のれいなちゃんと過ごし、れいなちゃんがお昼寝の間に、冷蔵庫の中の保存食に火を入れて整理し、キンピラ・切り干し大根煮を作りました。火を入れた保存食は、明日・明後日のレッスン時のお茶受けに使いましょうと。

隣人のお子さん(生後10ヶ月)を預かり(あちらは隣に滞在中の人の良さそうなオバサンに大切な我が子を預け)、東京では考えられない事を実行し、上手く行っているのは素晴らしい事だと言われました。

れいなちゃんのお母さんは近くの大使館にお勤めで、2ヶ月前に仕事に復帰されましたが、保育所に空きが無く、決まるまではご主人が仕事のシフトを替えてみておられます。

普通に「私で良ければ、空いた時間にれいなちゃんを預かりましょう。」とお声をかけたまで。
れいなちゃんのお父さんは髪を切りにと仰り、そういえば、私も子育ての最中に美容院に行く間を、どなたか子供をみて下さる方がいないものかと思った事を思い出しました。

れいなちゃんは猫の又三郎を追っかけ、マタはれいなちゃんに興味津々、れいなちゃんがぐずりもせずに寝てしまうと、いつもの様に本棚の上から外を眺め、時折れいなちゃんの周りを歩くという、マタにとっても楽しい一日でした。
by tanpopokobo | 2012-02-18 17:45


今月の「茅ぶきの家の集い」ご案内

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梅の花の蕾が日毎にふくらみをみせています。

今月の茅の会のご案内です。
・日時 2月26日(日) PM1時〜3時
・場所 蒲公英工房茅ぶきの家“楽柿舎"
・参加費 1000円(飲み物・お茶菓子付)

今月の会のゲストは岩本拓也さん(車全般を扱う“満月屋”代表)です。
岩本さんとは、11年前に工房を移す事になり、山専用の四駆スズキエスクードをお世話して頂いた事からのご縁です。
去年の東北の災害の折には、3日後に現地入りし、体育館の中に流れこんだ車を撤去、被災者の方たちの寝泊まりする避難所を作ったそうで、それから現在に至る活動の全容をお話して頂きます。
今月末からも東北入りの予定でいらしたのをずらして頂き、茅の会でのお話を快諾して頂きました。

カヌー大会で優勝、神職の資格を持たれる等、多才でいらっしゃいます。

あの忘れる事の出来ない大惨事から、一年の歳月が経とうとしています。
今まで何か出来ただろうか、今現在も不自由な生活を強いられている人たちに、自分たちに出来る事はと再考する時間を、きちんと持ちたいと思います。
by tanpopokobo | 2012-02-16 01:29


映画『紫』

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京都『染司よしおか』当主・吉岡幸雄先生のドキュメンタリー映画が、東大寺金鐘会館で放映されると、奈良在住の友人・西出さんより誘いを受け、見て来ました。
吉岡先生と染色職人・福田伝士さんの“染め"に生涯を捧げる生きざまを追った映画です。

『畏怖』と『畏敬』
楽をしたらダメ。
繰り返し繰り返し自然に答えを問う。

東大寺二月堂のお水取りの椿の花に使う和紙を染める紅花の量は、なんと60キロ。国産の紅花を集めても15キロ、残りは中国産だそうですが、同じ量で昔の色は出ないのだそうです。
毎年、紅花で染めた緋桃色とクチナシで染めた黄色の和紙を奉納され、そこから一年が始まるとのお話でした。
万物の五穀豊穣を祈願するお水取りの行事は、戦時中も休む事なく1260年間も欠かさず行われてきた御神事です。

映画の後の吉岡先生のお話も一切の無駄が無く、染師福田さんの“ただ先生の言う通りに働いただけです。”との言葉が心に残りました。

金鐘会館の国宝を観て、興福寺の境内を散策、夕焼け空の中での鐘の音を聴いて帰途に着きました。
by tanpopokobo | 2012-02-13 21:27


母の漬け物

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母がよく漬けていた干し大根の山川漬けと、米良大根の甘酢漬けを漬けたと、宮崎の姉から届いたものです。

ジプロックの袋に入っているのは、12月の帰省時に母が持たせてくれた味噌漬けです。
幼い頃から自家製の生姜の味噌漬けが大好きでした。祖母から母へ伝わった味噌漬けを、母は自家製味噌がない現代でも、売られている味噌を吟味し、生姜を薄切りにして工夫し、私の為に漬けてくれました。
“茄子も漬けたの?"と驚く私に、“美味しいかどうかわからないけど”と。
姉には山川漬けを持たせていた様です。

私たちが料理好きなのは、母似なのでしょう。
母は80歳を超えても、洋風料理に挑戦していました。ビーフシチューは、デミグラスソースもお手製で、特上の宮崎牛を使い、その美味しさに驚嘆したものです。

姉と母の漬け物の話をしながら、これこそ母が遺してくれた宝物と思った事です。
姉からの荷の中に、姉が作ったスイートスプリングや切り干し大根も入っていました。
by tanpopokobo | 2012-02-11 21:36


済州島

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急な話が繋がり、丸々3日間を過ごして来ました。

滅多に、お土産というものを買わないのですが、買ったものを紹介します。

・古い民族音楽のCD。
・五味茶。
・生姜の顆粒。
・紅参の飴。

CDは古代歌謡を研究している溯芳さんよりのリクエストでした。街中を散策していて見つけたCDショップで、一枚だけあったものです。
五味茶は、今回の旅で出会った最大の食品です。世界遺産になっている民族村で、昔から造られている発酵食品で、こちらも世界遺産の漢撃山に自生するブルーベリーを甕に入れて土に埋め発酵させ、水飴状になったものを薄めて飲みます。この村には薬局も病院もなく、昔からこの五味茶でお母さんが子供たちの健康状態を測るとの事でした。

民族村では、他に冬虫夏草や馬の骨のサプリメントがありました。
冬虫夏草は癌に効くと、渡辺謙さんが定期的に買いに来られているそうです。

生姜の顆粒と紅参の飴は、スーパーで見つけたものですが、どちらも予想以上に味が良く、身体に良い食品だと思います。

あらゆる食文化が、韓国から伝わったという事を、改めて思い知った時間でした。
食事に毎回出て来る味噌汁・漬けもの・酢漬け、屋台のおでんや蒸しパン、量り売りのごまや生姜のせんぺい等々。

何より感心したのは、年間60万人の観光客(ソウルからも含め)がありながら、マクドナルドも回転寿司もない事です。
ソウルにはあるでしょうが、済州島(人口50万人)にはない。
屋久島を訪ねた折りにも、「この地は何かに護られている」という感覚がありました。地元の人たちの誇り、欲の無さでしょうか。

日本の食文化を再考する良い時間でもありました。
日本にあって韓国にないわさびの食文化。
海苔を食べるのは日本人と韓国人だけだそうですが、セブンイレブンにあったおにぎりは、日本の食文化が韓国に伝わったものでしょうか。

いつの日にか工房産のブルーベリーで五味茶を造りたいとの希いを胸に、先ずは近くのブルーベリー農園でB級品を分けて頂いてトライしてみましょう。
by tanpopokobo | 2012-02-09 19:12


金沢作品展まで一ヶ月になりました

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作品展に展示するキルトを出し、離れの窓にかけ風を当てました。

①鳴響む海
②禅・四季の女神
③白蓮のかほり
④エーデルワイス・花の歌
この他に三点を予定しています。
どのキルトにも『希い』が籠められています。それだけだと言っても過言ではない気がします。

「鳴響む海」のキルトの物語を、展示ライトの打ち合わせにいらした加藤さんとサイモンさんにお話しました。
このキルトも雑賀崎の海を守る小さな力のひとつであったと自負しています。

加藤・サイモン組は搬入の前々日から北陸入りします。カメラの機材を積むので車です。
昨日電話を下さった辻本先生(尺八演奏家)は、搬入に人手が要るなら行きましょうと。奥様とお嬢さんの好美さん(藝大を出て尺八演奏家に)と一緒に7・8日を予定されていらっしゃるのに、搬入の日も日帰りで手伝いますとの申し出には、ただただ頭が下がります。加藤・サイモン組に辻本先生、こんな無償の働きが出来る人たちと近しくさせて頂いている事を、真に幸せだと思います。
by tanpopokobo | 2012-02-06 00:26

    

和歌山県紀美野町にある蒲公英工房のホームページです。ご質問等は直接工房宛(0734892436)に、TEL・FAXでお願い致します。
by tanpopokobo
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