蒲公英工房


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フレンドシップキルト完成

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道の補修も終わり、通行可になり、ひと安心です。
道の補修のカンパでは、名古屋の高木さんに、大変お世話になりました。他にたくさんの方にお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。

今日、工房で秋の講座を開きました。「オリジナルの図案を創る」がテーマでした。
様々な方法で15×15の枠内に図案を創ります。参加した生徒たちは慣れない授業に四苦八苦しながらも、それぞれ工夫し、素敵なオリジナルの図案が出来ました。

午後から、金沢21美の展示会案内となるフレンドシップキルトの最後の仕上げをしました。
秋のひとひ、爽やかな風の中で針を運び、完成したキルトを外で広げると、そこにいた生徒たち全員の歓声があがりました。

来週、サイモンさんたちが工房で宿泊される折に、撮影して頂きます。
キルトも微笑んで。
by tanpopokobo | 2011-10-30 00:05


和歌山新報コラム「わさびの里さらさら39」

 
 わさびの里さらさら39

 柚子が色づき、カリンの美がたわわに実り、キーウイも収穫の季を迎えました。

 来年の三月に、金沢21世紀美術館での展示会が決まっており、その案内状となるキルトを生徒たちと作っています。金沢教室を中心として、東京・岡山・福岡・宮崎・和歌山の生徒たちが、それぞれ好きなパターンを選んで色合わせをした80枚が繋がって、一枚の大きなキルトになります。
 昔、一人一人の手が違うと繋ぐ事が困難だという経験を、チャリティの為のキルトを皆で作った折にもしています。そのキルトは売上金の全てを“天神崎の自然を守る会”に寄付させて頂きました。
 今回、各教室のグループ毎に繋いで一枚のキルトを作ろうという計画を立てた時、その際の苦い経験から、今度は一枚づつ完成させたものを繋ぐ事にしたのでした。ところが、今回もサイズの違うものがたくさんあり、厄介な事には今回は出来上がったものをほどいてやり直すという高度な作業が必要でした。

 一人の手でベッドカバーサイズのパッチワークキルトを作るのに、一年以上の月日がかかります。それは小さな布の一片を、それこそ数千枚繋ぐという気の遠くなる様な作業です。それでも、一人の人間が成す作業だと、初めてのキルトでも何とか形になるのです。
 指導する側からすれば、同じ説明を数十回繰り返して伝え、しかも講師の有資格者が半分以上いながらもその様になってしまうという現実を憂慮しています。

 とても小さな活動ですが、紀美野の工房からの発信を続ける意味が、日に日に深くなっている様な気がしてなりません。自然と対峙していると、人の手が生み出す事の大きさに気づかされる事ばかりです。
 工房で出会う小さき生命、スミレ・ノコンギク・ゲンノショウコの花たち、クモやバッタ、むかごやシイノミ等々。人よりも長くこの地にいるものたちに語りかける瞬時が微笑みになります。

 晩秋の風の中、カメラマンのサイモンさんに、フレンドシップキルトの撮影をして頂きました。皆で繋いだキルトは、“つなぐ”事の素晴らしさを語りかけてくれる存在感に満ちています。自分自身の事ばかりでなく、周囲への気配りが無ければ、キルトも生活も佳きものとはならないでしょう。
 
 台風の後の山崩れに猪の害が加わり、工房への坂道を全面補修しました。その道を一度も通った事の無い県外の方までがカンパを申し出て下さり、有難く思った事です。
        (蒲公英工房主宰・キルト作家 黒田街子)
by tanpopokobo | 2011-10-27 04:09


神保町古書街

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手芸関連の洋書の古書専門店といえば、神保町のアートブックセンターでした。探し物があって訪ねると、最近店じまいした様子で、懐かしい催し案内ボードや展示小物類が散乱していました。

地下にあったあの古書群はどこへ行ってしまったのでしょう。キルト関連の絶版となった本もたくさん置いてあったのですが。

気を取り直し、古書街を歩いていると、「わたしを連れて帰って下さい」と語りかけてくるものがありました。
「文様のかたち」B4サイズ300頁もある図案集。青幻舎発行の初版本です。25000円のものが2000円でした。
その前に買っていた花百科12冊が重く、瞬時躊躇いましたが求めて持ち帰りました。
学生の頃からデートはいつも古本屋さんで、神保町にも幾度となく連れていかれました。
その頃はまだ、古書というものを全く理解しておらず、わくわくしながら探し物をした記憶は全くありません。

彼は数十年経った今も古書街が大好きで、広辞苑数冊分の古書を平気でリュックに入れて持ち帰ります。

花百科の「くちなしと6月の白い花」篇に、染色家・吉岡幸雄先生の染色指導が掲載されており、近々シルクオーガンジーのくちなし染めに挑戦します。
その布や実(種・種子)を使ったアートも、その古書大好き人(佐藤溯芳さん)が金沢21世紀美術館で披露させて頂きます。
by tanpopokobo | 2011-10-25 00:15


上野国博、庭園と茶室案内

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秋の一日、国博の庭園と茶室案内に参加して来ました
日頃は一般開放されていず、第二木曜と第四日曜にのみ、ガイド付きの案内をして頂けます。

九条館・応挙館は、中に入って説明を聞く事も出来ます。
他に六窓庵、転合庵、春草盧が開けられ、約350年前の茶室の詳しい説明を伺いながら、中を見せて頂きました。
それらよりも古いものが蹲(つくばい)です。四面に如来像の彫刻がほどこされています。

元々この地が徳川二代将軍の建てた寛永寺で、この庭も寛永寺の庭(後に度々改修)だそうです。“おなりみち"と呼ばれている道は、その昔徳川のお姫様たちが先祖の墓参りに歩いた道で、同じ道を篤姫も通ったと思うと感慨深いものがあります。
by tanpopokobo | 2011-10-24 00:22


「便利」は人間を不幸にするのですか?

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朝日新聞に18日から連載されている「プロメテウスの罠」-研究者の辞表-全20回シリーズを読んでいます。
木村真三さんという労働安全衛生総合研究所で働いていた放射線衛生学の専門家が、3・11後に辞表を出して福島に入り、放射線量を測定して住民に伝える行動を起こした事から始まっています。

「考える人」秋号に連載されている、佐倉統東大教授が書かれたものにも、朝日と似た文章がありました。
戦時中の“大本営発表”をそのまま無批判に信じていたマスメディアに対して反省を促すものです。
佐倉教授が「僕は3・11以前は原子力ノンポリで、胡散臭い推進派も、教条主義的反対派も嫌いで、唯一北村さんが原子力業界周辺で話が出来る人」と書かれた北村正晴氏は放射線工学の専門家。
北村氏は関東に幼児と住むお嬢さんの問いに「あなたが心配で子どもを抱えていたらいいことないから、逃げたかったら逃げていい」という様な返事をされたそうです。

そして、佐倉教授は公開の議論がほとんどなされず、いつの間にか結論が決まっているパターンだとして、第二次大戦(外交)・自衛隊(安全保障)・原子力行政(エネルギー)・臓器移植(科学技術・医療)をあげておられます。

「大いなる希望は技術の中にある。しかし私たちがもっとも信頼しているのは自然なのだ。」
まずは、自然環境を破壊し続ける元凶を産み出した責任は、わたしたち国民一人一人である事を自覚する事からでしょうか。
by tanpopokobo | 2011-10-22 15:17


紀伊上臈ホトトギス

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以前、茅の会の講師で来て頂いた折、溝端さんが「ここは、紀伊上臈ホトトギスが似合う場所ですね。」と仰られました。
たくさん育てているので届けますとの言葉に、心待ちしていたのですが、昨日頂きました。

工房に至る坂道の栗の大木下に咲くホトトギスもたおやかで楚々として大好きです。
その坂道の下方に崖崩れが起きており、道の全面補修が必要になりました。
志磨さんにその話をすると、「茅の会の常連メンバーを中心に、皆に声をかけて治しましょう。」と言って下さり、喜んで!という返事も届き、それならと施工業者にこの際きちんと補修して頂きたいとお願いしました。

心配の種は速攻で処置をと、今日から工事に入ります。
by tanpopokobo | 2011-10-18 18:28


今月の「茅ぶきの家の集い」ご案内

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つわぶきの花が咲き始め、キーウイ・カリン・むかご等、秋の実りを頂く季節です。
今月の茅の会のご案内を致します。

・日時 10月30日(日) PM1時〜3時
・場所 蒲公英工房 茅ぶきの家「楽柿舎」
・参加費 1000円(飲み物・お茶菓子付)

今月の講師は、古写真の収集では右に出る方のいない県文書館の溝端佳則さん。今年8月に和歌の浦アートキューブで開かれた「夏目漱石来和100年記念シンポジウム」で展示されたパネル「漱石が見た和歌山」をお持ちになり、詳しくご説明下さいます。

秋満載の工房で、実りある時をご一緒しましょう。
by tanpopokobo | 2011-10-16 23:23


4段36枚

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金沢の展示会案内に使うキルトのパターン36枚、5分の2が出来ました。
手が違うとこんなにも差があるのかと思いながら、どれ程やり直しをしたかしれません。
大きく写しているジョイント部分は、こうであるべく布選びをしましたが、この様に繋がっているのは半分以下です。

午前・午後・夜の教室の間ずっと直しの針を持ち、夜の教室のOさんが繋いでいる間、私は相談しながら、やり直した方が良い部分をほどいて直しました。
巻きかがりが細かすぎるものをほどく事の手間・・。
最初から24センチにカットした正方形のハードの接着キルト綿を使う事、キルトをすると約23.5センチ正方になりますと伝えていましたが、その説明を聞いていないか勝手に思い込んだかで、苦労して出来上がりを24センチにしたものがあり、繋ぐのに苦労しました。

説明の仕方がまずかったのだろうかと深く反省する中、11時近くまで針を持ち続けたOさんが、「お手伝いさせて頂き、とても嬉しかったです。」との言葉を残して帰途につかれ、疲れが和らいだ事です。
by tanpopokobo | 2011-10-15 00:05


調味料とエッセンス

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自分で作る柿酢以外に、よく使う調味料です。
宮崎の弟が開発プロジェクトに参加した「空飛ぶ玉ネギドレッシング」、お隣の海洋学者がご実家・広島から送って下さる「かき醤油」」、友人の眞理さんが頼み込んで作って頂いた低温焙煎油「ピーナツ油」と「かぼちゃ種油」
手前にある「まつのはこんぶ」と「神宗」の佃煮はいつもあるお気に入りです。

“早くて美味しい”と誉めて頂く裏には、お気に入りの調味料が無くては無理でしょう。
因みに、だしは宮崎の母からの「いりこだし」が気に入っています。

どんなに締切間近の仕事を抱えても、というよりそうであるほど手の込んだ料理をしたくなります。

金沢展示会のグループキルトのパーツの巻きかがり一列9枚が届き始めていますが、あまりにもラインが合っていず、持って来た生徒の前でハサミを入れ、私がやり直しをしています。
これから届くものにもハサミを入れるので、この文章を読んだ方たちは覚悟しておいて下さい。(というより、見直して下さい)
巻きかがりで繋ぐ意味は、たとえ7〜8ミリずれていてもテクニックで合わす事が出来るという事に尽きます。

20年以上ヨーグルトを作っています。牛乳は低温殺菌牛乳、長く取り寄せているのは「信楽高原牧場牛乳」です。
ヨーグルトが苦手な人向けにどうしたら食べて貰えるかを考え続けていましたが、フジッコから新発売のフルーツセラピーが良いです。
半分の量をヨーグルトと混ぜ、ワンスプーンの酵素を入れて出来上がり。これが食べられない方はいないでしょう。ナタデココの食感もよし。
添加物無しのプリン以外には、このてのものをスーパーで買う事は無いのですが、酵素と善玉菌を皆さんの腸内にと願ってという次第。

今日、元生徒が鯛のにぎり寿司と具だくさんのちらし寿司を届けてくれました。丁度手伝いに来てくれていた人たちと、美味しく頂きました。朝採りのルッコラのサラダも超美味でした。
by tanpopokobo | 2011-10-12 20:24


高野槇

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友人のお父様が亡くなられていた事を知りました。

最後にお目にかかったのは去年だっただろうかと思い巡らし、几帳面で紳士でいらした方が、退任後箒を持って門の外を掃いていらっしゃったのは、心臓の悪い奥さまへの配慮だと微笑ましく思った事です。

お山に最初に入った折に、ご近所の方に「この高野槇は値打ち物」と言われた木は、10年の歳月で一回り大きくなりました。
友人宅では一切の御供物をお断りしている事を知っていたので、高野槇の枝を高枝伐りハサミで伐り、白い秋明菊と一緒に花束にし、友人の大好物の栗と共に届けました。

“何も知らずに・・”と話すと、「東京が多いのかなと思ってて。今までのつけがいっぺんに来た感じ。」と、いつも通りの彼女に見えました。
哀しみや淋しさは、後々にやって来るものでしょう。
日本女性として初の要職についた彼女は、華やかに暮らした時期があり、和歌山に戻った頃は講演会にひっぱりだこでした。その頃に、「凄いのに逢った」と仏画師の宥恵さんに紹介され、すぐに友達になりました。
彼女の天才的な発想を社会が活かせるには、それを理解できる為政者がいなくては始まりません。
彼女を政治の世界にと、議員に推すべく尽力して下さった方もいます。その方は、実のお父様もお義父様も国会議員で要職を勤められた方でした。
これから彼女がどう一歩を踏み出すのかを見守り、応援して行きたいと思います。

大好きな日本の風景“棚田のはぜかけ”を車窓より眺め、この景色を永遠に遺したいと願わずにはいられません。
by tanpopokobo | 2011-10-10 12:07

    

和歌山県紀美野町にある蒲公英工房のホームページです。ご質問等は直接工房宛(0734892436)に、TEL・FAXでお願い致します。
by tanpopokobo
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