蒲公英工房


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茅の会忘年会

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今年の忘年会は、三日前から宿泊ボランティアをかって出て下さったサイモンさんと、何と二時間でマウンテンバイクでお山に来られた加藤先生も参加され、賑やかな楽しい会になりました。
せっかくの機会なので、映像カメラマンのサイモンさんの貴重なお話を伺いました。
サイモンさんは、ハヤブサの帰還の折の映像(関西テレビで放映)をDVDで出されています。
3000万のカメラを用意したクルーもあったそうですが、サイモンさんはその10分のⅠもしない愛用機で、鮮明に確実にハヤブサの映像を捉えていらっしゃいました。

その後、志磨先生による中国茶のセレモニーで、京都吉富の御菓子と最高級鳥龍茶を、美味しく頂戴しました。

今日の会の中、『ここはパワースポットですね!』という言葉を頂きました。
訪ねて下さる皆さんの“豊かな"心と“自然を愛する"心が、太古のパワーを喚び、さらなるやわらかな風を興す力となる事でしょう。

来年早々のアメリカからの一行に、若い人たちが一緒にボランティアしたいと申し出て下さっています。
来年も、楽しい企画・発信をと希っております。
by tanpopokobo | 2010-12-27 19:25


柳宗悦コレクション1 ひと

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待ちに待った本が出ました!
柳宗悦全集を読破する事は、あまりにも膨大で、以前贈られた一冊の古書を繰返し読む中、全集を文庫にコンパクトに納めたものが出来ないものかと希っていたのでした。

初めて日本民藝館を訪ねたのは、7.8年前になるでしょうか。その時に出逢った朝鮮の壺(柳宗悦が民藝品収集のきっかけとなった)と藍染の縞模様のみでパッチワークされた着物は衝撃的でした。
作者不明の“用の美"、生活の中で生まれ、使いこまれたものが放つ美です。

誰も見向きもしない作品に光を当てる真眼を持ち、棟方志功(最初に版画を買った)等数々の作家の作品を収集、日本民藝館を創立した功績は、日本の国(文化)を護ったという程の多大なものであったと思います。
結びを書かれた中見真理さんが、「柳が他者に向き合う時の基準となったのは、何がその人にとって“正しく"“自然"であるかを見極める事であり、それは神の意志をその人のなかに読み取る事に他ならなかった。」と述べておられます。又、現代人の多くが近代のもたらした自己顕示と競争に疲弊し、他人の幸福を喜べなくなり、各人の本来の姿を見失いがちになっている今、柳宗悦さんの文章の中に、人間本来の「質」を取り戻すヒントを見出だせるとも結んでいます。

〈柳宗悦の友人たちの作品・日本民藝館蔵〉
河井寛次郎作 辰砂丸文角瓶
濱田庄司作 茶碗
バーナード・リーチ 皿
棟方志功作 ニ菩薩釈迦十六大弟子
by tanpopokobo | 2010-12-23 16:29


蟠桃メンテナンス

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駒込の布礼愛工房にて、3時間半かかって溯芳さんと何度も何度も藍染を繰返して染めました。
メンテナンスの分は、それぞれの方々の名前を付けて(木が染まる程の藍液なので、ビニールに名前を書き)染めました。
それと、苦労して白い種を取り出したもの(小澤農場主が白い若い種の方が染まりますよと)を染めました。

その後、紀州の天日塩で煎り、奥佐々の湧き水に浸し、爽やかな風に祈りを籠めて完成です。

布礼愛工房は六義園(紀州に縁の場所がお庭になっている大名庭園・国指定特別名勝)のすぐ近くで、まだ残り紅葉がきれいなお庭(東京ドーム2倍近い広さ)を散策して来ました。

若きF1レーサー小林可夢偉さんの名前はアイヌのカムイ(神)から命名されたそうです。タイヤと相談しながら走っているという可夢偉さんに、カムイが宿る瞬時を信じたいと思います。

地・水・火・風・空に籠められた生命力が、『蟠桃カムイ』に近づくものと。
by tanpopokobo | 2010-12-20 16:40


小林礫斎手のひらの中の美技を極めた繊巧美術

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東京渋谷「たばこと塩の博物館」に行って来ました。
①ポスター
②きれかがみ 一片3×4センチの箱に納められた名物裂の見本帖
③お正月の飾り5×7
④お茶道具類 茶筅2.84×0.67
⑤袋物 箱1.5×3
⑥各種紐 0.1〜0.2幅

この博物館に寄贈された中田実(裏千家の茶人、中田宗閑の長男)コレクションが殆どで、中田実と小林礫斎の息の合った趣味の世界観により生まれた数々の作品群に、ただただため息がでました。
その道のプロたちをまとめる事にたけていたと言われる小林礫斎は、少しの妥協も許さなかったそうです。茶道具、そして元々は袋物師だった礫斎の袋物のミニチュアは、人間の手に神が宿るのだと信じさせるに充分すぎる迫力です。
寸分の嘘もごまかしも無いという繊巧技、是非実際にご自分の眼でご覧下さい。2月末まで開催されています。
by tanpopokobo | 2010-12-17 20:12


茅ぶきの家の集いご案内

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今月の茅ぶきの家の集いは、恒例の一品持ち寄りの忘年会です。
オーストラリアからサイモンさんも参加されます。サイモンさんは山に連泊しての作業ボランティアを希望されており、感謝です。

来月の茅ぶきの家の集いのゲストが決まりましたので、ご案内致します。
・日時 1月30日(日)PM1時〜3時
・場所 蒲公英工房 茅ぶきの家『楽柿舎』
・ゲスト 溝端佳則さん
・会費 1000円(飲み物・お茶菓子付き)

ゲストの溝端さんは、県の文書館にお勤めで、古い絵葉書のコレクターとして有名な方です。何度か集められている絵葉書展も開かれておられます。

今月も来月も、楽しいひとときを是非ご一緒しましょう。
by tanpopokobo | 2010-12-16 14:43


オーストラリアより

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一行10名が来られました。
湯浅見学の後夕刻に到着、食事会はボランティアをかって出て下さった方たちを交えて、とても楽しい、且つ良き学びの時間でした。
彼らは大学院で建築学を学んだ人たちと、医学部生です。
食事は、お寿司・チキンの照り焼き・鯵の酢浸け・サラダ二種・天ぷら・冬瓜煮・柚子大根。他に“森のぱん屋さん"の各種パンと、辻本夫妻が焼いて下さるお好み焼と焼きそばという、豪華な食卓です。
(20名を超える食卓には何を?の質問を多々受けましたのでご紹介)
サラダの一種・ひじきとゆで大豆とレンコンのサラダは、是非レシピをと訊ねられました。“マヨネーズとゴマドレッシングであえただけてす"と調理した小杉さんが答えると、美味しいので作ってみますと仰っていました。

自己紹介の後の建築士の上野山さんを回答者に、日本建築に関する質問(日本独自の建物と中国から渡来した寺院建築との違いは等)に、応答(基礎や構造の違い)を聞く参加者の皆さんにとっても、楽しさの増す時間でした。

クライマックスは、辻本夫妻とお弟子さんによる尺八と箏の演奏、時節柄のクリスマスソングメドレーにお客様たちも大満足でした。
翌日は、紀美野町役場の方たちの案内で、茅葺きの家(鈴木家・指定建造物)を見学、シェみなみでパスタランチの後、もう二軒の古民家風住宅を見学しました。
今回、建築学を専攻される方たちの為にとプログラムした事で、改めて古民家に関する問題を再認識する事が出来、良かったと思います。まだまだたくさんの古民家があり、過疎化して行く中、どの様に古民家を守り伝えていくかは、実際に古民家に携わる者として、しっかりと考えて行かねばならない問題であると思っています。
by tanpopokobo | 2010-12-11 20:19


しし柚子の砂糖漬け

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宮崎の弟が植えて収穫2年目のしし柚子を貰って来ました。
砂糖漬けはしし柚子の他に毎年、仏手柑・パール柑・文旦を使って作ります。
宮崎では『ザボン漬け』を幼い頃から食べていたので、わたしも溯芳さんも『ういろう』と並ぶ懐かしくて大好きなお菓子です。
因みに、あまり知られていませんが、『ういろう』は宮崎から名古屋に伝わったお菓子です。宮崎空港で販売されている2日しか日持ちせず、いまだに木の薄皮で包まれた『ういろう』は絶品です。

美味しいしし柚子の砂糖漬けの作り方のコツをお教えしましょう。
①カットは厚めに
②ゆでこぼしは三回、湯切りをしっかりと
③砂糖は少しづつ入れること
④汁気が無くなったら一度火を止めて冷ます
⑤再度、弱火でグラニュー糖を足して照りを出す
⑥しっかり冷ましてグラニュー糖をふる

特に仏手柑の砂糖漬けは珍しく、友人の小澤農場主から届く仏手柑で、商品にもなりました。
手間隙かけて作る保存食ですが、冷凍したものが固くなり、それを細かく刻んで干しぶどうと一緒にラム酒に漬け込み、それをアイスクリームに入れると絶品ラムレーズンアイスになります。

仏手柑もしし柚子も縁起物です。お正月に玄関や床の間に飾り、魔除けとして用います。
風水で黄色い物を西に置くと金運が良いとの話は、真偽のほどはわかりかねますが、柑橘の香りと鮮やかな黄色は心満たすものです。
この季節の行事のひとつに、柑橘類の保存食作りを加えてみてはいかがでしょう。
by tanpopokobo | 2010-12-08 23:48


わさびの里さらさら34(和歌山新報コラム)

 わさびの里さらさら34
工房では今年もたくさんの柚子が実っています。
柚子は様々な利用法があります。おすまし・茶わん蒸し・漬物・煮物等に刻んで用いる他、柚子の実を蜂蜜と砂糖でジャムにし、お湯で割って飲む柚子茶は身体を温かくしてくれます。絞り汁とかき醤油・酢・味醂で美味しい柚子ポン酢も出来ます。ジャムやポン酢は保存食になり、長く柚子の香を楽しめます。又、種と20度の焼酎で化粧水も出来ますし、柚子湯は身体を温める効果があるそうです。
今月はオーストラリアから、来月はアメリカから10名余の学生たちが工房で一泊されます。両方共和歌山大学の加藤先生の紹介ですが、オーストラリアからの学生は建築専攻の方々で、古民家に大変興味を持たれ、たっての希望で工房に一泊されます。案内ボランティアを引き受けてくれたSさんたちが、湯浅の町並みを歩いた後、広川町の濱口家住宅(県指定建造物)見学も案内して下さる事になりました。その日の夕食は総勢20名で、東京から通訳のボランティアとして参加されるHさんや、古民家の説明に一級建築士の上野山さん、尺八演奏の辻本先生はお好み焼きの担当もして下さいます。
来月アメリカの生徒たちを引率されるジム先生は、一度下見に来和され、熊野・高野山を実際に歩かれました。その際工房に寄られ、是非工房に一泊して生徒たちにボランティアを経験させて欲しいとの申し出がありました。環境哲学が専門のジム先生は、生徒たちが日頃経験出来ない行動をすることで、得るものや成長があるとの話をされました。
言語・習慣・思考を超えて、共に笑顔でひとつになれる時空間は、地球の裏側に住む人たちをも身近に思い、共有する種々の環境を大切にしたいと願う未来に繋がる事でしょう。古民家がそういう場となれる事を、真に嬉しく思っています。
皆さんの心に、柚子湯や柚子料理の香が奥佐々の景色と重なり、良き思い出となって下されば幸いです。
          (蒲公英工房主宰・キルト作家 黒田街子)
by tanpopokobo | 2010-12-07 01:20


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来週、14人(今日、一人増えました)分の寝具が必要になり、先日から5個の枕が出来ました。

写真①
カバーをする前の状態。出来上がり寸法38×53のパンヤの袋に一回り小さい袋にそば殻を入れたものを縫い付けています。

写真②
出来上がり寸法52×75の枕。フリル付き。

写真③
出来上がり寸法は①と同じで、①が入ったシンプルな枕です。麻混木綿地。

フリル付き枕は、110センチ幅の布を無駄なく使っています。用尺110×80
シンプルな枕は、半幅で作ります。用尺55×80(プラス折り返し分55×15)

平均睡眠時間8時間として、枕をずっと身に付けている割に、枕カバーをまめに交換する方は少ない様です。
安眠に枕は重要、その人の好きな固さ・大きさに作り、プレゼントしてはいかがでしょう。
フリル付きの枕カバーは、母への贈り物にしたいと作りました。その人をイメージした布選びも楽しいものです。
by tanpopokobo | 2010-12-03 01:13

    

和歌山県紀美野町にある蒲公英工房のホームページです。ご質問等は直接工房宛(0734892436)に、TEL・FAXでお願い致します。
by tanpopokobo
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