蒲公英工房


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山の幸便

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今月の“茅ぶきの家の集い"に、関東から参加された方がいます。
10年余前に、バリ島に染織体験に旅した(私は近くの島のボロブドール遺跡に行く事も目的で)折りに知り合った女性です。

数年前から山の幸便をとって下さっており、今回是非“茅ぶきの家の集い"に参加し、ボランティアもさせて頂きたいと初来和されました。

古民家にはテレビがありません。湧き水に別府温泉の湯の花を入れ、ガスの追い焚きは薪を焚いてのほっかりするお風呂に入り、山の恵みと物々交換で頂いた海の幸(今回はハマチの刺身とアジの干物)の夕食を済ませた後の就寝迄の時間の長さに、皆さんがびっくりされます。
今回、様々な話題を語り合いながら、手は健康茶(写真の梅の古木に出来るサルノコシカケや各種薬草茶葉)の袋詰め・柿酢や酵素のビンにラベルを貼る等の作業を手伝って頂きました。就寝前には、満天の星空に昴を指して暫し黙祷。

朝食を外でと言うと、初めて泊まられる方の殆んどが驚かれますが、朝陽の暖かさと絶景の中の朝食に、歓声をあげられます。
茅の会は午後からなので、午前中は山の幸便作りと、茅ぶきの家の掃除を手伝って頂きました。

茅の会の出席者は10人、講師は建築家の上野山さん。 「光と風そして心の空間を」と題するお話し中、葛飾応為『吉原格子先の図』、京町家に学ぶ“風"のお話は、設計の重要ボイント“光と風"をわかりやすく説くものでした。
改めて上野山さんが、住む方を想う家造りをされていらっしゃる事を実感しました。

会でも話した事ですが、宿泊を希望される方に、茅ぶきの家の集いに参加して頂く一泊二日をお勧めしたいと思います。ご自分の山の幸便作りも体験して頂くという事で。
因みに、今回いらしたSさんは、キャリアを要する仕事に30年従事している方ですが、「とても良い時間で、たくさんの学びがあり、とても楽しかったです。又来させて下さい。」と仰って帰途につかれました。
by tanpopokobo | 2010-11-29 21:50


キルトテキスト「Making Quilts 3」

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9月から始まった講師を対象とする全国9会場の学習会も、今月末で終了します。

このテキストは、前半をワンパッチパターンを使った展開、ピース・ブロック・パターンと拡がり、最後はオリジナルパターンを創り、独創的なキルトを制作するように指導しています。後半部は小物作りを各シーン毎に紹介しています。

私は、東京チームのリーダーを拝命、前半の14ページを担当しました。このテキストが完成するまで、約一年半かかりました。
サポートして下さった関東の先生方、優秀な編集スタッフ(日本手芸普及協会事務局)に恵まれたからこそ出来た事です。

昨年に続く担当で、このテキストを10年後に手にされる若きキルターに、「とても良くまとめられたテキスト」と言っていただけるようにとの思いを籠めて仕事をしました。

講座を受けて頂く事が一番ですが、テキストを読み込む事で学べる事もたくさんあると思います。
一冊1200円です。お問い合わせは蒲公英工房迄。
by tanpopokobo | 2010-11-26 00:33


蟠桃種グッズのメンテナンス

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蟠桃の種を製品化して一年が過ぎました。
栞に、『藍染め、穴開けは年に一回、九つの穴で完。メンテナンスを承ります。』と付記されています。
メンテナンスはしていただけるのでしょうか?との問合せを頂きました。

来月の中旬に東京駒込の布礼愛工房さんで染めさせて頂きますので、メンテナンスご希望の方は、来月10日必着で、写真②の様にリングを外して蒲公英工房宛にお送り下さい。
メンテナンス料は返送料込み1000円です。

小澤農場主に託された希少なハート形の種に穴を開け(硬くて至難)、藍で30回染め、熊野の原塩で焼き、奥佐々の清水で濯ぎ、太陽の光と古代の音楽を籠めたお守りです。

ひとつひとつの工程は、注意深く佐藤芳文さん(日本書紀歌謡研究者)監督の下で成されています。
わたしたちの目指す所は『蟠桃カムイ』です。

『九つの穴』を開けて起こる奇蹟を信じて。
by tanpopokobo | 2010-11-23 16:26


オーストラリアから

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お山の野菊やワレモコウは、どの場所に置いてもやわらかい風になります。

来月初旬に、オーストラリアから建築学専攻の大学院を卒業された方たち10名が、工房に一泊されます。

その日の夕食会は、総勢19名になりました。
学生たちを応援したいという種々のボランティア(建築の説明・上野山さん、通訳・台さんとあゆみさん、運転・小杉夫妻、尺八演奏・辻本先生)の方たちの熱意を、心より嬉しく思っています。
暖かい国からの旅人たちを、隙間風ふく古民家にお泊まり頂くので、お布団の準備も大変で、一月にアメリカからもっとたくさんの泊まり客もある事、不足分は新しく揃えました。

金沢講座でその話をすると、生徒の一人から阪大に通う娘をその輪に入れて頂けませんかとの申し出がありました。
大学をお休みしても参加させたいと願う気持ちには、日頃そのお嬢さんが“お山に魔女の修行に行きたい!"と話されている事を聞いていたので、大変嬉しく思った事です。

先日来日されたオノ・ヨーコさんが、一日に3つの善いことをしましょうと話されていました。自分が良いと思う事が、相手に善いかはわかりませんが、厳しさを含んだ優しさは、いつかどこかで誰かに届くのではと思っています。
by tanpopokobo | 2010-11-19 13:20


今月の『茅ぶきの家の集い』ご案内

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柚子の実も色づき、お茶の花が満開の季、茅ぶきの家の集いをご案内します。

・日時 11月28日(日) Pm1時〜3時
・場所 蒲公英工房茅ぶきの家“楽柿舎"
・講師 上野山和男さん(CAOS建築設計事務所代表)
・参加費 1000円(ティータイム有り、飲み物・お茶菓子付)

上野山さんは茅の会の常連客のお一人です。
来月、クイーンズランド大学の学生さんたちの修士課程卒業旅行で、我が工房で10名が一泊する事になり、専門が建築という事で、上野山さんに古民家や日本建築について語って頂きたいとの依頼をしました。快く承諾して頂き、今月の茅の会の担当もお願いしましたら、主婦向けの講座を持たれていらっしゃるとの事で、その内容でと快諾して頂きました。

以前、上野山さんに「女性は服を一枚選ぶにも時間をかけますよね。なのに、人生の中で最も高額の買い物であろう家を買うのに、あっさりと深く考えずに撰んでいる様に思えて、不思議で仕方ないのですが。」と訊かれた事があります。
身近にも、一億近い物件を買うというのに、あれよあれよという間に営業マンに乗せられ、一億を遥かに超える家を建ててしまった友人がいます。
その頃にはまだ上野山さんと知り合っていなかったので、後になって建築にかける情熱や信念を伺う度に、残念な事だったと思うばかりです。(勿論、友人も積水ハウスで建てた事を後悔しています)

上野山さんはブログを発信されており、生徒の中に上野山さんのブログのファンがいます。
私はどなたのブログを殆ど読む事もありませんが、上野山さんが先日の作品展の感想を書かれていると訊き、読ませていただきました。
奥さまにアカンサスの葉の模様の説明をされる行に、おもわず吹き出してしまいました。(ウィットに富んだ文です)
アカンサスといえば、先日東京で岩崎邸を見学した折りに、アカンサスが庭園に植えてあり、「アカンサス模様の実物の葉です」と記されていました。

知識や知恵は、種々の判断に際して必要不可欠と思います。是非この機会に、建築(家)に関する知識を増やされては如何でしょう。
by tanpopokobo | 2010-11-16 17:45


秋の酵素

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最近よく、酵素に関する質問を受けます。

・草花の酵素が身体に良いと新聞に載っていましたが、本当でしょうか?

・テレビで酵素がダイエットに効果があり、始終食べ物を胃腸に送るのではなく、胃や腸を休めてきれいにするのに、酵素をお水て割って飲むと良いとあり、トライしようかと思っていますがどう思われますか?

・酵素を作ろうと思っているのですが、どういう事に注意したら良いのでしょうか?

・みかんや柚子等の柑橘類は入れてはいけないのでしょうか?

・使う砂糖は、てんさい糖でなくても大丈夫でしょうか?等々。

先週末に札幌・東京・名古屋・岐阜と動いて帰和し、翌日工房より酵素の材料(キーウイ・カリン・柿・人参)を岐阜へ、出来たての酵素を神戸に発送しました。

手作り酵素を広めたのは北海道の方で、東京の友人がその教室主催者と懇意で、工房の材料が最適なので是非造って欲しいとの依頼があり、それからずっと5〜6年造り続けています。
質問の答えを要約すると、酵素造りに欠かせない材料(車の排気ガスの無い場所で、無農薬のもの)は、中々入手が困難です。材料を洗う水も問題となると、山奥でなければ出来ない事になります。

なるべくその様な材料、なるべくてんさい糖、なるべく湧き水を使ってと、気楽に考えて下さい。
但し、健康な人の造る酵素が良い酵素だと言われており、日々混ぜる手にも祈りを籠める事が大切。それから、うちの工房の酵素は、春と秋に分けて保存していますので、その季節の仕込みの際に、先年の酵素を必ず入れています。

『身体に悪いものは一切入っていない』食品である事が自慢ですが、今の世の中でそういう食品を見つけるのは至難ですね。

(写真)
毎朝、ワンスプーンの酵素を頂いています。
(柑橘類もエッセンスに少し入れています。)
by tanpopokobo | 2010-11-10 16:40

    

和歌山県紀美野町にある蒲公英工房のホームページです。ご質問等は直接工房宛(0734892436)に、TEL・FAXでお願い致します。
by tanpopokobo
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