三田線の電車で移動中、混んでいたので女性乗客の前に立った。
すると、座っている見知らぬ女性に「すみません。お持ちのバックの裏側も見せて頂けませんか?」と声をかけられた。
どうぞとお見せし、隣の席が空いたので座ると、「龍郷柄ですよね」と。大島紬が大好きで、ご両親の大島紬の着物も洗い張りし仕立て直して着用されておられるとの話だった。
それからの展開に、一緒にいた溯芳さんもびっくり、何とその女性の出身が宮崎県延岡市だと言う。その方と同時に「えーっ!」と叫んでしまった。
名刺を渡して別れたが、目黒雅叙園で大島紬のキルトを是非観させて頂きたいと仰った言葉は、近々の再会を意味するものと思う。
龍郷柄のご縁を嬉しく、大島紬を広く流布すべく頑張りたい。
(このバックは一月の教材となるので、5種の大島紬をデザインした表面は、公表出来ませんのであしからず)