「一年間大学の課題をよく頑張りました。」と、溯芳さんより『ワイド版染織の美・辻が花』図録を頂く。
鮮やかな色彩、大胆な構図、繊細且つ高度な技術を伴う染めの数々。
収集している「染織の美」の増刊号が辻が花で、それを基に現存する辻が花染めが網羅されている。
久々に神保町に出て、溯芳さんの行きつけの古書店に行く。
三冊で250円の専門書、歌論・漣歌論を渡され、せっかくレポートを書いたのだから、原書も繙いてみてと。
漣歌論など読む方も無いのかと思いつつ、それにしても一冊50円や100円とは。
「日本古典文学体系」シリーズは50年前の発刊、一巻1200円は高価なものだったと思う。
これから何年生きられるかと考えれば、確実に今までの半分の年月も生きられないのだから、"日本人"を意識しての日々でありたいと希う。