5人が揃う事が難しい中で、会食の後で溯芳さんの二時間の講座、その後塩高先生が琵琶で音源を導き、日本書紀の中の“すさのおのみことの歌”『八雲立つ
出雲八重垣。妻籠めに 八重垣作る。 その八重垣ゑ。』を、朗々と唄われた。
古代では歌謡がどのように唄われ、どのように演奏されていたのかを繙く現場に居合わせている事の幸福感は、例えようがない。
塩高先生が「この琵琶は、正倉院にあるものと全く同じですよ。」と説明すると、順さんが「その重さを膝で受けて演奏されるのですか!」と驚嘆された。
塩高先生が、渡された譜面を、演奏用の譜面に書き直され、黎山さんと順さんに。順さんは古代の笛に挑戦される。
これから毎月、古代歌謡復元の歩みをつぶさに見せて頂く事になる。
雅敘園で、中国からの留学生でデザインを学ぶ学生の方が、わたしの二作品に感動したと話された。
思わず笑ったのは、「ギャラリーにどうして若い人が居ないのですか?おばさんばかり。」と訊かれた事。「三田教室は若いメンバーばかりですよ。」と伝え、近々見学したいとの話だった。
明日は京藤先生、明後日は山口から姫野先生が雅敘園にいらっしゃる。