鹿児島の講師養成講座も9ヶ月目、天文館通りも随分詳しくなって来た。
時間があると、丸善に入るが、向かいのお茶専門店二階ギャラリーで開かれていた「久留米絣の装い展」を観た。
銀座にあるショップの展示即売は、ファンがついている様で、様々な絣の洋服が並んでいた。
中に6枚セットの端切れを見つけて求めた。
この端切れの模様を無造作に並べ、無地を挟むだけで素敵な小物が出来る。
先日、奈良の麻専門店「中川政七商店」のハンカチを頂いた。
老舗が新しい展開を始め、羽田や上野駅構内にもショップがある。
昔、生徒がこの店の看板商品を縫っていたが、麻糸を一本づつ数えるとの苦労話だった。
絣も麻も、天然素材の手触りの心地よさが何にも変えがたい。
毎日毎日、その手触りを確かめつつある仕事を、倖せに思う。