本棚を移動し、書籍を整理しました。
我ながら、宗教関連の書籍の多さにあきれ、大切だと思うものを残して、送って欲しいと言われた奈良の友人宛に送りました。
整理していると、坂村真民先生のお色紙や頂いた葉書、書籍に言葉を添えて下さったもの、朴の葉に言葉を入れて下さったもの等々が出てきました。こんな私如きものにと、ただただ有難いとこころより感じた事です。
初めてお逢いしたのは先生のご自宅で、四国・砥部のまだ古いお家に住まわれていらした頃でした。
その折に頂いた色紙が『人生は深いえにしのふしぎな出会いだ』です。
それから後に、大阪のまだま村に真民先生の『念ずれば花ひらく』碑が建立される際に、キルトの座蒲団を真民先生にお渡し(贈呈式があり)させて頂きました。鶴亀の藍染の古布で作ったお座布団を受け取られた先生が、「もったいなくて座れんわぁ。」と 笑いながら仰られた事を、懐かしく思い出しています。
先生は、6年前に97歳で亡くなられました。
たんぽぽと朴の花をこよなく愛され、蒲公英工房の看板は、25年前にお願いして書いて頂きましたが、高野山の朴の一枚板(40センチの正方形)にたんぽぽ、真民の御字がひらがなです。(ひらがなは大変珍しい)
さとう宗幸さんが唄われている『二度とない人生だから』は7番まであり、どの詩も好きですが、一篇を紹介しましょう。
二度とない人生だから
のぼる日しずむ日
まるい月かけてゆく月
四季それぞれの
星々の光にふれて
わがこころを
あらいきよめてゆこう