以前、21世紀美術館を訪れた際に、小洒落たプログラム(ミシンで綴じてあり)を見つけました。
作品を仕上げて余裕のある武内さんが、種々の雑用を引き受けて下さる中、プログラムを作りましょう!との話が持ち上がり、わたしの下書きと心意を良くくみ取り、レイアウトしたものが届きました。
500部のprogram(3枚)をミシンで縫う作業に、絹の布一片を挟む一手間を課し、私がその500枚の布をカットしました。この小さな一片の価値を見抜ける方が、いかほどいらっしゃるかと楽しみでもあり。
布の一片を生かす事、それがパッチワークの基本、原点です。
ならば、programにもその心を含ませたいものと。
ミシンで綴じる作業は、和歌山の生徒たちも喜んでお手伝いしました。
会期中の8日に、辻本先生とお嬢さんとの尺八演奏があります。
キルトたちも喜んでくれる事でしょう。