浅草橋の神田商事で、生徒に頼まれていた布を選んで来ました。
東京では布の品数が一番多い問屋さんです。USAの所でカットされている店員さんは、キルトジャパンの神田商事賞を選考されており、布を選びながらのこの方との会話は楽しい時間です。
わたしの選び方は、まずベースを決め、その布を持ち歩き、インスピレーションでこの色と思うものを次々に棚から出して並べ、全体のバランスを見て消去します。
カットしてもらう布をカット台に積み上げると、他のお客様から「どうしたらそんなに素敵な色合わせが出来るのですか?」と。
大阪の問屋さんでも、わたしが積み始めると、側に来て「この布、私もお願いします。」と仰るお客様がおられます。
今日のUSA新柄の中,この3種は最も気に入った布です。
爽やかな色合いの布は、岡山と金沢講座の生徒のものです。こういう色合いのキルトを作った事の無い方たちのもので、それだけに苦労があります。一人一人の好みと望んでいる事に、センスを加味するという・・。
キルト製作途中の生徒たちに、“一針の重さ”が見えないと、伝える事の難しさを痛感します。
あなたのそのキルトは、あなたがいなくなっても遺るのです。
丁寧に生きる事は、作品に現れます。